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犬に無理やり唐辛子や弾けるキャンディーを与える「食べる放送」が物議(中国)

Techinsight

唐辛子入りの餌を与えられる犬(画像は『UNILAD 2020年9月18日付「Influencers Force-Feeding Dogs Online Under Fire After Mukbang Videos Banned In China」(Douyin)』のスクリーンショット)

犬に激辛料理やキャンディーなどを無理やり与えて、その様子をインターネットでライブ配信する飼い主が中国で急増中だ。意外性で視聴者を惹きつけるためなのかもしれないが、ユーザーからは「虐待」「いますぐ止めて」といった非難の声が多数あがっている。『UNILAD』などが伝えた。 

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“食べる放送”とも呼ばれる「吃播(モクバンまたはモッパン)」は韓国で流行し始め、ここ最近は中国でも人気だ。しかし今年8月、中国国家インターネット情報弁公室はネット上で有害なサイトや規制に違反しているサイトの整理を行い、これまでに1万を超える吃播のアカウントが削除された。また中国の習近平国家主席は「大量の食べ物が無駄にされている」として“食べ残しをなくす運動(光盤行動)”の徹底を呼びかけており、吃播ファンには逆風となっていた。

そんななか中国版TikTok「抖音(Douyin)」などで、ペットに激辛料理を無理やり食べさせたり大量の餌などを与える動物版「吃播」をライブ配信するユーザーが続出し、物議を醸している。

ある動画では、ジャーマン・シェパードが飼い主の男性から四川料理の激辛チキン「辣子鶏(ラーズージー)」を与えられているのだが、あまりの辛さにまるで涙を流しているように見える。飼い主は「犬は食事を楽しんでるよ」とコメントしているが、『Hill’s Pet Nutrition』によると激辛料理は腹痛や下痢、おなら、喉の渇き、嘔吐などを引き起こし、犬にとって非常に危険だという。

またゴールデン・レトリバーに生の鶏肉を丸ごと与えたり、大量の生の手羽元を食べさせる動画も投稿されており、専門家は「生の鶏肉はサルモネラ菌などの細菌に汚染されているリスクが高く、下痢や嘔吐の原因になる。また鶏の骨を喉に詰まらせてしまうこともあるので注意が必要だ」と述べている。

このほかにもハスキー犬に口の中でパチパチと弾けるキャンディーや生の赤唐辛子を押し込んで口を押さえつけたり、ゴールデン・レトリバーに食べきれないほどの大量のドッグフードを与える動画もある。『UNILAD』は「一般的に犬は食事を与えれば与えるだけ食べてしまうため、餌を大量に与えるのは肥満や病気のリスクが高まる」と指摘しており、やりたい放題の飼い主には呆れるばかりだ。

これらの動画には「今すぐ止めるべき」「残酷すぎる」「動物の吃播は禁止すべき」「吐き気がする」といった批判が殺到しており、「犬の虐待は犯罪。厳しく罰することができるように検討して欲しい」といった声もあがっている。

ちなみに先月にはやはり中国で、動画配信のため3歳の娘にジャンクフードを与え続けた両親が「虐待ではないか」と非難されていた。

画像は『UNILAD 2020年9月18日付「Influencers Force-Feeding Dogs Online Under Fire After Mukbang Videos Banned In China」(Douyin)』『ReadSector 2020年9月17日付「German shepherd ‘cries’ after being forced by its Chinese owner to eat chillies」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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