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6月1日は防災用品点検の日。非常食を食べてみよう

TBSラジオ

6月1日は防災用品点検の日。非常食を食べてみよう

6月1日は「防災用品点検の日」。毎年、3月、6月、9月、12月の1日の、年に4回、災害への備えの日として呼びかけられていますが、そこで今回は、定期的に見直したい「非常食」について、5月27日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

まずは、今年の発売以来、売れ行き好調のカレーについて。尾西食品の市川伸介さんのお話です。

★「ココイチ」のカレーが非常食に

尾西食品 市川伸介さん
「CoCo壱番屋監修 尾西のカレーライスセット」のカレーと、私共の「アルファ米(お湯で戻す製品)」を、一袋にセットした商品。避難所で、アレルギーの方々は、食べるものがない。このカレーは、アレルギー品目の28品目が不使用。お肉も小麦粉も使わないで実現。毎年、新商品を発売する中で、4月の発売から一斉に企業様や流通様から注文をいただき、正直言って、こんなに反響があると思っていなかった。やっぱりそこは、ココイチさんの力だと思います。

尾西食品は、非常食の定番、アルファ米を販売している会社。今回は、大手カレーチェーンの「カレーハウスCoCo壱番屋」とコラボし、5年保存可能な、備蓄用の「カレーライスセット」を売り出しました。

▼「CoCo壱番屋監修 尾西のカレーライスセット」

袋には、「CoCo壱番屋監修」の文字。アルファ米と、レトルトパウチの野菜カレーと、スプーンがセット。アルファ米にお湯を注いで、チャックを閉めると、15分でお米が柔らかくなり、温めている間に、カレーのパウチを密着させることで、ホカホカのカレーが食べられます。

▼普通のレトルトカレーと遜色ない、スパイスが効いたお味です。美味しくいただきました…

お値段は、1食600円前後。小麦粉、卵、乳製品、リンゴ等、28品目のアレルギー物質を不使用です。避難所で配布する時、一人ひとりに「アレルギーはありますか?」と聞くのは大変だけど、はじめからアレルギー対応食品であれば、手間も省けます。また、尾西食品では他にも、イスラム教徒向けの「ハラール食品」の非常食を開発するなど、様々な商品を展開しています。

▼尾西食品が出している、ハラール食品「ビリヤニ」

ココイチの他にも、牛丼チェーン「吉野家」の缶入り牛丼、「カゴメ」の野菜ジュース長期保存用など、大手メーカーが非常食を作る動きは増えていて、「おなじみの味」が食べられる安心感に、ニーズがあるようです。

★缶詰の定期便で、ローリングストックを促す

一方、「買って終わり」ではなく、日常で消費しながら、食べた分だけ買い足す、「ローリングストック」という考え方も広がっています。そんな中、全国に展開する缶詰専門バー「mr.kanso(ミスターカンソ)」の、ローリングストックを促す新たなサービスが、注目されています。代表の、川端啓嗣さんに聞きました。

「mr.kanso」川端啓嗣さん
3千円で4〜6缶、毎月1回届けて、届いた中から好きなものを食べていただいて、缶詰に慣れてもらう。食べながら防災・減災を考えてもらう定期便のセットです。例えば、だし巻き缶詰、サバ缶、新商品などを詰め合わせ。買ったものをそのまま押入れに置いたり、防災セットを置いてるパターンが多いと思うが、廃棄するのは勿体ないので、「消費しながら食べて、また新たに買う」。非常食で缶詰を置いておきたいお客さんが多かったので、このようなセットを組んだ。

▼「食べながらたくわえる」たべたく缶詰セット(例えば、だし巻き/うなぎ蒲焼/やきとり/ベーコン/釜揚げシラス/ツナの詰め合わせなどがあります)

「食べたくなる」缶詰のサブスク定期便、「たべたく缶詰セット」という詰め合わせボックス。買いだめして保管しっぱなしにするのではなく、定期的に届いた缶詰を、その都度、入れ替えながら消費することで、常に新しい缶詰をストックすることができます。

▼缶詰専門店mr.kansoが、約300種類の缶詰の中から、缶詰を毎月4缶〜6缶セレクトしお届け。

3年ほど前に始めたサービスですが、コロナ禍でおうち時間が増えたこともあり、この1年で、売り上げは倍増。缶詰ブームも相まって、注目されているようです。

ローリングストックの重要性は高まっていて、日清食品は、「カップヌードル ローリングストックセット」の販売を開始。カップ麺やカップライスなど9種類の備蓄食の定期便で、水やコンロもセットになった初回は、税込1万4300円。3カ月ごとに、2千円ほどで、9種類のカップヌードルを届けてくれるサービスを始めています。

★「停電ごっこ」をして食べてみよう

昔は、乾パンやクッキーなどが定番でしたが、いまや非常食は、お腹を満たすだけでなく美味しいものを日常的に食べていくスタイルが広がりつつあるようです。ただ、備蓄して終わりではなく、その使い方も体験しておく必要があると、管理栄養士で防災士の、今泉マユ子さんは指摘しています。

管理栄養士・防災士 今泉マユ子さん
食べ終わった後のゴミも考えて欲しい。災害が起きて、ゴミ収集車がストップしたら、1ヶ月ゴミを置いておくことになるので、匂わないよう工夫が必要。缶詰を食べた後の汁を飲み干さなきゃいけない、想像していくと色々考えることが出てくる。この間、娘と、カセットコンロのボンベを出して、備蓄している水で湯せんしてみた。その時、「停電ごっこ」しながら食べた。懐中電灯で料理するのは難しい。娘がレトルトのスープをこぼした。もう少し明かりはあった方がいいね、懐中電灯とランタン、ここに置こうねと、1回経験すると、何が必要かが見えてくる。断水ごっこ・停電ごっこをしながら、家にある食べ物を食べる練習をしていただきたい。

実際使ってみると、いろんな使いにくさや、コツがあるかもしれない。やってみなければわからないので、「断水訓練」「停電訓練」などを定期的に行い、まずは暗闇で懐中電灯を探すところから、食べる練習をして欲しいということです。

◆5月27日放送分より TBSラジオ:「森本毅郎 スタンバイ!」

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