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【タコ】タコ釣りに行こう! 釣りの準備からさばくまでのステップを解説

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【タコ】タコ釣りに行こう! 釣りの準備からさばくまでのステップを解説

日頃、堤防そのほかのオカッパリをメインに釣りをするなかで、「沖に出ればもっと大物が…、もっとたくさん釣れるのになぁ」なんて思ったことはありませんか? 釣り人として「もっと釣りたい」欲が生まれるのは必然です。とはいえ、船に乗るには道具や釣り方、そもそも船の乗り方さえも分からず、少々ハードルが高いのも事実。そんなモヤモヤを抱えつつ次のステップアップを夢見るアングラーに向けて、経験豊富なHEATライター陣が優しく指南してくれる当「船釣りのはじめ方」企画。
第5回目の今回は、HAZEKINGさんが人気のターゲット「タコ釣り」について解説してくれます。

タコ釣りとは?

タコを船から釣る場合、専用の擬似餌、エギ、もしくはスッテを使用します。現在は2個付けが主流で、道糸に三又の専用スナップを結束し、擬似餌(ルアー)2つとオモリを接続して釣ります。

タコをねらう水深はほかの魚種と比較して浅く、10mから30mほど。岩場や消波ブロックの隙間に潜んでいるタコは、吸盤のある8本の腕でエビやカニなどの甲殻類を捕まえます。

釣りのシーズンは5月から10月で、梅雨時から、その年に生まれた新子がよく釣れ始めるタコ釣り。タコのずっしりとした重みと海底から引き剥がす駆け引きが楽しい釣りで、夏に人気のターゲットです。

タコ釣りの準備

最近は船の装備が充実しており、船によっては全てレンタルすることも可能です。もしマイセットをそろえる場合は、以下の内容を参考にしてみてください。

仕掛(エギ・スッテ)

タコ釣りで使用する仕掛の定番が(タコ)エギスッテです。イカ用のエギと比較すると、タコ用のエギはハリの本数が少なく太いのが特徴。エビ以外にもカニやタコの形状をしたさまざまな種類があります。時期によってエサも変わるので、何種類か用意しておくといいでしょう。
タコ釣りのポイントは障害物の多い釣り場なので、根掛かりがつきもの。ルアーの予備は10個ほどあると安心です。

タコエギ

スッテ

また、「集寄(しゅうき)」と呼ばれるアイテムを付けると、アピール力が強くなるので釣果に期待が持てます。タコはキラキラしたものに興味を持つ習性があるので、オモリもカラフルなものがおすすめです。

集寄アイテムはいろいろ

オモリ

あとは、これらエギやスッテとオモリをまとめて連結させるため、専用のスナップを装着すると脱着がお手軽で便利です。

スナップ

ロッド

タコの足には吸盤が付いており、海底に張り付く力は強力。それを引き剥がすために硬くて丈夫なタコ専用のロッドが適しています。持っていない場合でも、ジギングロッドやタチウオロッドで代用できますよ。タコがルアーをつかむ柔らかいアタリを感じるため、先調子の硬い竿が扱いやすいですよ。

先調子でありながら硬めのロッドリール

足を広げたタコの面積は意外と広い! 水の抵抗力はかなりのものです。そこで、タコ専用のドラグ力が強いリールがおすすめです。もちろん、代用として船釣り用の両軸リールでも構いません。
ラインは岩などの障害物に切られないよう太めがおすすめ。PE3号にナイロン10号を3mほど連結しておくといいでしょう。

船用両軸リール船の予約

釣行の日程が決まったら、まずは遊漁船を予約しましょう。WEBサイトもしくは電話で、タコ釣りで乗船したい旨と希望の日程、それと、タックルなどをレンタルする場合は必要な用品を伝えましょう。
自分1人や少人数で行く場合は「乗合い」、大勢で行く場合は「貸し切り(仕立て)」にするなど、人数に応じてコスパよく楽しむことができます。あらかじめ同行者と相談しておくといいでしょう。

釣りの前の準備

釣り座に着いたら

釣りの当日、船に乗り込んだら、まずは竿受けをセッティングしましょう。そして次に、釣ったタコを生かしておくバケツに海水を汲んでおきましょう。
ただし、タコは軟体動物なので脱走の名人。バケツだけではかんたんに外に出てしまうので、タコを収納するネットを用意しておくと安心です。

落下防止チェーンがあると、万が一海に竿を落としても安心

釣れたタコを単にバケツに入れただけではすぐに脱走してしまいます(笑)。網の袋を用意しておくと便利です

また、ほかのお客さんの迷惑にならないよう船長の指示に従い、荷物は指定された場所にまとめておきましょう。

船酔いが心配な場合は酔い止めもお忘れなく仕掛を準備しよう

釣り座の準備ができたら、釣り場に着くまでに仕掛を用意します。道糸に集寄、スナップ、ルアー、オモリの順にセットします。

エギを使用する場合は、ササミやキビナゴを針金で巻いておくと集魚力アップ! オリジナルの組み合わせでタコをねらいましょう!

※地域によってはルールや制限が設けられていますので注意してください

タコの誘い方と釣り上げ方

それではいよいよ本番。タコの釣り方について解説します。

ポイントに到着して船長の合図があったら仕掛を海に投入します。タコは海底に潜むので底取りはマスト! ボトムについたら糸フケを回収しましょう。

ラインが垂直になったらOK、竿先を下げてラインが緩めばボトムです

次に誘いです。オモリが海底から離れないように竿を細かく振って(上下させて)エギを動かします。海底で跳ねるエビをイメージしましょう。

手首を使って竿先を細かく10cm程度上下させます

15秒アクションしてアピールしたあと、10秒ほど静置してタコに食わせの時間を作ります。すると、タコがエギに興味を持ってエギをつかみにきます。竿先が少し沈み込むようなアタリがありますよ。

竿を持ち上げて竿先が深く沈んだらタコの可能性大です

タコがしっかりエギを抱えて、フッキングしやすいように少し間を取ったら、一気に竿を持ち上げてタコを海底から引き剥がします(これがフッキングとなります)。岸壁や海底の岩に張り付かれると釣り上げるのは一苦労…。潜られないように素早く引き上げて取り込みます。

釣り上げたタコはネットに入れておき、釣りの隙間時間で締めてクーラーボックスに移しておきます。ちなみにこの日は、2人でたくさんのタコを釣ることができ大満足でした!!

タコのさばき方と下準備

さて、タコは肉厚で強い旨味を持つ食材。刺身、煮付け、唐揚げなど、いろんな料理で美味しく食べることができます。もちろんタコの代名詞(?)である「タコ焼き」も美味しい食べ方。しかしその前に、さばき方が少々ほかの魚と違って特殊かも…。
ということで今回は、タコのさばき方や下準備についてご紹介しましょう。

(1) 内臓と目玉を取り出す

①まずは頭をひっくり返します

②そして、内臓と目を抜き取ります

③タコの口を押し出して取り除きます

(2)1日冷凍して完全に締める

冷凍庫で1日しっかり凍らせます。こうすることで、調理の際に切りやすく、歯応えも強すぎず丁度よい柔らかさになるんです

(3)塩でしっかりと揉んでヌメリを取る

吸盤が汚れているので、ヌメリと一緒に洗い流しましょう

(4)塩水で茹でる

ヌメリを取ったタコを足先からゆっくりお湯に入れると、キレイな茹でダコができます

(5)一口サイズに切ってタコ焼きに

今回は船からねらうタコの釣り方と、タコのさばき方や下処理についてお伝えしましたがいかがだったでしょうか?
普段エサを使った魚の釣り方と違い、タコ釣りはオリジナルで組み合わせた仕掛とアクションでねらうので、釣れたときの感動は段違いですよ! また、タコはどんな料理でも合う万能食材。夏はさっぱり酢の物で食べるのもいいのではないでしょうか?

タコ釣りの模様と美味しい料理については、HAZEKINGさんのYouTubeにもアップされているので、ぜひそちらもご参考に。

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Youtube「釣り師 HAZE KING」

レポーター

プロフィール:HAZEKING
東海エリアを中心に活動する釣りユーチューバー HAZEKINGです。エリアトラウト、ハゼ釣り、海釣り、ロックフィッシュなど釣りジャンルは全部! 今も自身の新ジャンルを開拓しています。初めて魚を釣ったときの感動をみなさんと共有するためSNSをスタートし、HEATでは1人でも多くの方に釣りの魅力を伝え、「よし、明日釣りに行こう!」と思ってもらえるような記事を執筆したいと思います。
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YouTube:釣り師 HAZE KING

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