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公立保育所から5歳児抜け出す 400メートル先で保護 伊賀市

伊賀タウン情報YOU

伊賀市役所=同市四十九町

 三重県伊賀市は5月10日、市内の公立保育所に通う5歳の男児が1人で園を抜け出し、400メートルほど離れた場所で保護されたと発表した。男児にけがはなかった。

 市保育幼稚園課によると、8日午後1時10分ごろ、昼寝の時間にトイレに行った男児が園を抜け出した。約5分後、男児がトイレから戻らないことに保育士が気付き、同じころに近所で男児を発見した人から「保護している」と園に電話があった。

 周辺は田園地帯で、男児は保育所の帽子と昼寝用パジャマを着用し、通園時に使うリュックを持って自宅に向かって歩いていた。「早く家に帰りたかった」と話していたという。

 男児が抜け出したとみられる出入り口は門扉を施錠しておらず、ゴム製のベルトを使って閉じていた。男児はベルトを自ら外して出ていた。同課は「保育士らの意識が保育室に向く昼寝の時間中に発生し、園庭などを見守れていなかった」とし、再発防止に向けて公立保育所の入退室状況や保育所内での見守り体制などを点検するとしている。

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