30周年記念しコンサート 女声合唱団さくらエコー
保土ケ谷区内を中心に活動する女声合唱団「さくらエコー」(伊東宏子代表)の創立30周年記念コンサートが3月22日、かながわアートホールで開催された。
同合唱団は1994年、12人のメンバーで活動をスタートさせた。伊東代表によると、当時近隣の友人同士でウォーキングをしていたが、他に皆で楽しめることはないかと考え、コーラスを始めることになったという。「いつも楽しいお喋りとお菓子、時にはお食事も」というコンセプトのもと、月に3回の練習を続け、98年には第1回演奏会を実施。2009年から保土ケ谷合唱祭に参加している。
2002年からは、若手音楽家に演奏の場を提供するとこを目的に「保土ケ谷クラシックコンサート」を立ち上げ、これまでに120回を超えるコンサートなどを実施。有能な演奏家の活動を支援するなど地域文化の発展に寄与してきた。
会場は満席に
30周年を記念したコンサート当日、会場となったかながわアートホール内のホールは、来場者で満席となった。第1部では『アヴェマリア』や『うぐいす』『ほんとにきれい』(抒情小曲集「月の角笛」より)などの曲を合唱。会場からは合唱が披露されるたび、ステージ上のメンバーに向けて大きな拍手が送られていた。第2部では、同合唱団が現在指導を受けているボイストレーナーの渡海千津子さんによるソプラノ独唱(ピアノ/斎藤育雄)やピアノ・デュオ(梅原圭、斎藤育雄)が行われ、会場を魅了した。
「これからも楽しく」
伊東代表は30周年記念コンサートを開催したことについて「これまで笑ったり、泣いたり、怒ったりと色々なことがあったけど、みんなが一つになって楽しく活動を続けてきた。周囲の方々の支えにも感謝をしたい。これからもさくらエコーらしく元気に楽しんでいきたい」と思いを述べた。