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【ハゼ釣りのエサおすすめ11種】コンビニやスーパーで買える代用可能エサも紹介

TSURINEWS

マハゼ(提供:TSURINEWS編集部)

ハゼはタンパク質のエサを広く好み、虫エサなどの定番の釣りエサを始め、コンビニやスーパーなどで売られている一般食品の中にもハゼ釣りに使えるものがあります。今回はそんなハゼ釣りのエサの種類や、エサの使い分けのコツ、針への付け方などを解説していきます。

ハゼ釣りのエサ選び

ハゼ釣りに使えるエサは様々ですが、使うエサによってハゼの反応が変わることもあります。特に潮の動かないタイミングなど活性の低い状況では、特定のエサだけ食いがいいということもあるので、いくつか種類を持っていくと万全です。

ただし、活性が高い夏から初秋までの盛期は、生エサであれば種類に関わらず貪欲に捕食を行う場面も多く、エサを選ぶときは食い込みのよさなど他の要素も考える必要があります。

エサの食い込みの良さも重要

エサを選ぶ際に重視したいポイントのひとつが、ハゼがエサを咥えたときの食い込みの良さです。

ハゼはエサを吸い込むように捕食するため、ハゼの口より大きいエサや硬いエサなど、スムーズに吸い込みにくいエサは、ハゼの反応が良くても針掛かりしにくく、口に入れた際に違和感を感じて吐き出してしまうことも多くなります。そのため、釣れるハゼのサイズなども考慮してエサの種類や、エサの付け方を選ぶといいでしょう。

また、数を伸ばすためには針付けのしやすさやエサ持ちといった手返し面も大事になります。上記のようなポイントも踏まえておすすめのハゼ釣りエサを紹介していきます。

定番は虫エサ

アオイソメやイシゴカイ(ジャリメ)などの虫エサは、ハゼが普段捕食している多毛類の仲間なので、食いのいいエサです。また、匂いだけでなく視覚にも頼って捕食を行うハゼは、虫エサのクネクネとした動きにも好反応を示します。

エサ持ちもよく、細長い吸い込みやすい形状ということもあり、虫エサを触りたくない等の事情がなければ、ハゼ釣りにおいて最もおすすめのエサとなります。

種類によって多少硬さや柔らかさが異なるので、おすすめの虫エサと特徴を紹介していきます。

イシゴカイ(ジャリメ)

イシゴカイは地域によってはジャリメとも呼ばれるエサで、細くて柔らかく、よく動くため、ハゼ釣りにピッタリな特徴を持っています。

匂いでのアピール力も強く、動かない短いエサでもハゼが反応しやすいのも長所。シーズン初期からシーズン終盤のヒネハゼ・落ちハゼ狙いまでオールシーズン使いやすいエサです。

柔らかく細身のイシゴカイ(提供:週刊つりニュース中部版 横山准司)

ゴカイ

ゴカイは細くて非常に柔らかいのが特徴の虫エサ。河口部の干潟などでは、ハゼがよく食べているエサでもあり、食いもよく、小型ハゼでも違和感なく吸い込めることから、ハゼ釣りの特エサとして知られています。

ただ、近年は入手困難で、釣具屋に売られていることが稀なのが難点。もし釣行前に見つけたら、ぜひ買っておきたいエサです。また、地域によってはミズゴカイという名前で売られていることもあります。

アオイソメ

アオイソメは他の釣りでも定番の虫エサ。イシゴカイやゴカイに比べると少し硬くて太いため、小型ハゼの食い込みがやや悪いのがデメリットですが、ハゼの食い自体は良く、入手がしやすいメリットも持ち合わせています。

また、硬い反面、エサ持ちがよく、フルキャストしても外れにくい特徴もあり、ちょい投げ釣りやブッコミ釣りで深場に落ちた中~大型のハゼを狙うときにも最適なエサです。

釣具店で買う際には太さを選べることが多いので、ハゼ釣りに使う場合は必ず細いものを選ぶようにしましょう。

アオイソメ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ミミズ

ミミズも柔らかく、細いタイプが売られているので、ハゼ釣りに向くエサです。独特のヌメリがあり、針に刺しづらいことや、塩水で使うとすぐに弱ってしまうため、汽水域以外では使いにくいというデメリットもありますが、ハゼの反応は悪くありません。また、場所によっては土を掘れば自分で採集できるというメリットもあります。

ミミズは汽水域では他のエサより反応がいいことも(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

虫エサの付け方

虫エサの付け方は、ハゼの吸い込みを阻害しないように針の軸にまっすぐになるように「通し刺し」するのがおすすめです。ハゼが咥えた瞬間にアワセるミャク釣りなどでは「チョン掛け」でもいいです。

シーズン初期は短めが基本(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

エサが針から余分に出る部分の「タラシ」は釣り方や活性によっても調整します。アワセる釣りや、高活性時は針掛かり重視で5mm~1cmなど短めに。エサの動きでアピール力を高めたい場合や、ハゼが大きい時期、じっくりと食わせる釣りなら2cmぐらいまで長めに取ります。

釣り方や活性に応じて長さは変えよう(提供:週刊つりニュース中部版 横山准司)

コンビニやスーパーで手に入るエサ

コンビニやスーパーで買える一般食品でも釣れるのがハゼ釣りの面白いところです。ただ、付け方を間違えると、アタリはあっても針に掛からないという状況もあるので、エサによってハゼが吸い込みやすい形状に切って針付けするのが重要になります。

また、エサ持ちが悪いものが多いので、ちょい投げやブッコミ釣りには向かないエサが多く、基本的には9月ぐらいまでの竿下の浅場で釣れる時期に活躍する事が多いです。それでは、おすすめのエサを紹介していきます。

ボイルホタテ

ボイルホタテは近年釣具店でも売られており、ハゼ釣りの定番エサの一つとして定着しつつあるエサです。

釣具店で購入できる製品も(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

付け方は、貝柱の筋部分を針に引っ掛けて刺します。繊維の1本1本が細くて柔らかいのでハゼの食い込みも良く、エサ付けも慣れてくれば早くできて手返しも早いのが特徴。

ただ、沢山付けすぎたり、繊維が大きいホタテを使ったりすると食い込みが悪いこともあるので、針掛かりが悪い場合はエサのボリュームの調整は必要です。また、エサ持ちはイマイチなので、エサの交換をせずに何匹も釣るのは難しく、外れやすいので投げ込む釣りにもあまり向いていません。

ホタテの付け方(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

エビ

ハゼは普段小さな甲殻類なども食べているので、エビも好物です。バナメイエビや小型のむきエビなどの冷凍エビやボイル桜エビ、厳密にはエビではありませんがオキアミでも釣ることが可能です。おすすめは上記の中では針持ちがよく、柔らかくて食い込みも良い冷凍エビ。ハゼの吸い込みを阻害しないサイズに小さく切って針に付けます。サイズにもよりますが1釣行で一袋使い切ることはほぼないので、余ったら再び冷凍しておいて分けて使えるコスパのよさも魅力です。

ハゼはエビへの反応もいい(提供:週刊つりニュース関東版編集部・湯浅)

ハム

ハゼは肉製品のハムやソーセージでも釣ることができます。ただ、加熱されたハムやソーセージは非常にエサ持ちが悪いので、生ハムがおすすめ。小さくちぎって縫い刺しにして使います。

投げると取れやすいですが、ハゼのアタリを耐えるエサ持ちはありミャク釣りやウキ釣りに最適です。コンビニにも高確率で置いてあるので、釣具屋が近くにない釣り場でも手に入りやすいエサとなります。

ハムなど肉製品でも釣れる(提供:TSURINEWSライター・牧野博)

イカ

イカの切り身やイカの塩辛などはアタリはあるものの硬いので、かなり細く切って通し刺しにするなどしないと針掛かりしにくく、ハゼ釣りには使いにくいエサとなります。ただ、エサ持ちは非常によく、遠投にも耐えるので、ちょい投げやブッコミでの代用エサとして使うのは向いています。

シラス

シラスは、その小さくて細い形状から、シーズン初期の口の小さいデキハゼ狙いには最適なエサです。しかし、崩れやすくエサ持ちが悪いため、あくまで小型のハゼを狙う特化型のエサとして使用するのがいいでしょう。

付け方はハゼのサイズや活性に応じて、釜揚げシラスを1~3匹チョン掛けにして使用。固い頭部に針を刺して付けます。

人工エサも選択肢

匂いや旨味を付けたワームなどの人工エサも、釣りエサメーカーから多く発売されています。生エサには釣果は及ばないことも多いですが、保存が利いたり、手が汚れないなどのメリットも。こちらはハゼ釣りに向いた具体的なアイテムを紹介していきます。

パワーミニイソメ

マルキユーのパワーミニイソメはうまみ成分や匂い付きのワーム。集魚効果も期待でき、柔らかい素材を使用していて食い込みもいいのが特徴です。常温で保存できるので、予備のエサとしても最適です。

使う際は、虫エサ同様に通し刺しし、タラシは短めにします。完全に止めておくと見切られやすいので、底をズル引きするなど動きを付けながら使うと釣りやすいです。

パワーミニイソメ(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

ポケミミズ

ヒロキューのポケミミズは生オキアミや生ミミズといった100%天然素材で作られています。ワーム素材の人工エサと比べるとエサ持ちはイマイチなものの、食いもよく、集魚効果も高いのがメリットです。こちらも常温での保存が可能で常備エサとして使えます。

ポケミミズ(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

<TSURINEWS編集部>

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