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インド デリーメトロ8号線が GoA 4 レベル完全無人運転、日本信号の信号システムで実現

鉄道チャンネル

インド デリー市のジャナクプリウェスト駅からボタニカル ガーデン駅を結ぶ、総延長37kmの都市鉄道、デリーメトロ8号線。

このデリーメトロ8号線で2020年12月28日から、インド国内初の完全無人運転が始まった。完全無人運転の信号システムを担うのが、日本信号。

日本信号は、2013年9月にデリーメトロ8号線 信号システム一式を受注、2018年5月に有人運転で全線開業した。

そして今回、難易度が最も高い GoA 4(Grade of Automation 4)による完全無人運転を実現。

GoA は、UITP(国際公共交通連合)による鉄道の自動運転レベルを定める基準。GoA 0~GoA 4に分類され、GoA 4は「運転手・添乗員が乗車する必要がなく、完全無人で運行が管理されるレベル」をいう。

今回のデリーメトロ8号線 GoA 4 レベル完全無人運転では、たとえば、留置線での車両電源の自動 OFF/ON 制御や、惰行走行の割合を制御して車両の消費電力を減らすことで省人化や消費電力の少ない操作も実現させた。

インド政府は今後、他都市のメトロにも無人運転を拡大させる構え。

日本信号は、日本政府が進める「質の高いインフラ」整備の考え方を推しすすめ、インドのほか、世界中に無人運転を拡大し、経済成長の発展基盤となるインフラ整備に取り組んでいくという。

国内の列車自動運転にも日本信号の技術

日本信号は、国内在来線の自動運転にむけた整備も、先手を打っている。

JR九州 香椎線 西戸崎~香椎で819系 DENCHA を使って始まった、国内初の列車自動運転実証実験は、日本信号が開発した ATS-DK(JR九州信号保安システム)ベースの自動列車運転装置(高機能ATO(FS-ATO))が導入されている。

FS-ATOは、保安装置と同等の信頼性とフェールセーフ性をもつ高機能な自動列車運転装置。ATSをベースとすることで、大きな初期投資をともなわず、自動運転システムを実現できるという。

また、作業の自動化や機械化がすすみ、鉄道に従事する労働人口減少などの社会課題を解決できるとも見込んでいる。

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