『ソーシャル・ネットワーク2』ジェシー・アイゼンバーグは復帰しない? ─ ザッカーバーグ役に『アプレンティス』ロイ・コーン役が有力候補
Facebook創業の裏側を描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010)の続編『The Social Network Part II(仮題)』に、前作で主人公のFacebook創業者マーク・ザッカーバーグ役を演じたジェシー・アイゼンバーグが復帰しない可能性が高まってきた。
『ソーシャル・ネットワーク』は、世界最大のSNSとなったFacebookの誕生と、創業者マーク・ザッカーバーグが直面した訴訟や人間関係の軋轢を描いた伝記ドラマ。では8部門にノミネートされ、脚色賞など3部門を受賞した。
米、によると、続編でザッカーバーグ役の有力候補となっているのは『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(2024)のロイ・コーン役でアカデミー賞・ゴールデングローブ賞候補となったジェレミー・ストロング。すでに出演者候補として報じられた『ANORA アノーラ』(2024)のマイキー・マディソン、「一流シェフのファミリーレストラン」(2022-)のジェレミー・アレン・ホワイトと同じく、現時点で正式なオファーは出されていないという。
Photo by Jay Dixit https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jeremy_Strong_at_%22The_Apprentice%22_in_NYC_01.jpg Remixed by THE RIVER
アイゼンバーグにとって『ソーシャル・ネットワーク』はキャリアの代表作で、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など世界中の映画賞にノミネートされた。ところが、米によるとアイゼンバーグは「少なくとも現時点では」再演を断ったとのこと。「これが交渉戦術なのか、そうではないのかはわからない」と伝えられている。
もっとも、大手メディアが「ストロングがザッカーバーグ役の有力候補」と報じるなか、同紙は唯一異なる可能性を示している。ある情報筋は、ストロングが演じるのは(ザッカーバーグ役ではなく)ウォール・ストリート・ジャーナルの編集者役だと語ったというのだ。
現在、アイゼンバーグはザッカーバーグに批判的な立場を取っており、2025年2月には「僕自身が(ザッカーバーグと)関係のある人物だと思われたくない」と英にて述べていた。「彼は問題のあることをしています。ファクトチェックを奪っている。安全上の懸念があります。世界中で脅威にさらされている人を、さらなる脅威にさらしているのです。[中略]憎悪を煽る側についている。僕が映画で演じたような人物ではありません」。
既報によると、本作は2021年10月にウォール・ストリート・ジャーナルのジェフ・ホーウィッツ記者が執筆した記事「The Facebook Files」に基づくもので、『ソーシャル・ネットワーク』の直接的な続編ではない。アイゼンバーグも言及したような、Facebookが若年層に与える影響やフェイクの蔓延、暴力の助長といったテーマを掘り下げるものになるという。
監督・脚本は前作の脚本家アーロン・ソーキン。アイゼンバーグの再演をめぐる真相は今後の情報を待つしかないだろう。
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