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オーガニックのコーヒー豆にこだわる移動式の「Ouchi coffee」

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オーガニックのコーヒー豆にこだわる移動式の「Ouchi coffee」

新発田市や関川村の道の駅などをはじめ、いろいろなイベントや公共施設、店舗で、家のようなロゴマークのキッチンカーに遭遇したことはないでしょうか? こちらは「Ouchi coffee(オウチコーヒー)」という移動式のコーヒーショップなんです。どんなコーヒーを味わうことができるのか、福島県出身のオーナー・大内さんにお話を聞いてきました。

大内 淳

Atsushi Ouchi(Ouchi coffee)

1984年福島県生まれ。専門学校卒業後、地元の看板店や旋盤加工会社でCADを使った仕事に携わり、東日本大震災をきっかけに新発田市へ移住。イベントで出会ったコーヒーに感動して、2022年よりコーヒー販売のキッチンカー「Ouchi coffee」をはじめる。最近は親子で家庭菜園を楽しんでいる。

イベントで出合ったコーヒーに感動し


焙煎コーヒーのキッチンカーを開業。

――大内さんは福島県から移住されてきたんですね。

大内さん:2011年の東日本大震災の後に、新発田市へ自主避難してきたんです。しばらく会社員として働いてきましたが、体調を崩したことをきっかけに退職して、それからは新しいことに挑戦したいと思うようになりました。

――それでキッチンカーのコーヒーショップをはじめたんですね。もともとコーヒーがお好きだったんですか?

大内さん:人並みにコーヒーを楽しんでいましたが、すごく好きで詳しいというわけではなかったんです。でも、あるイベントで飲んだコーヒーの美味しさに感動して、自分でもそんなコーヒーを淹れて、皆さんに飲んでいただきたいと思うようになりました。

――運命的な出会いがあったわけですね。

大内さん:妻に相談したら「やってみれば」と背中を押してくれて。いろいろとバックアップもしてくれました。妻がいなかったら、キッチンカーのコーヒーショップをはじめることはなかったかもしれません。

――奥さんに感謝ですね。ところで、キッチンカーを用意するのは大変だったんじゃないですか?

大内さん:知り合いから譲っていただいたんです。DIYが得意なので内装は自分で改修して、木を使ったあたたかい雰囲気にしました。

――「Ouchi coffee」って「おうちコーヒー」だと思っていたんですけど、「大内コーヒー」という意味でもあるんでしょうか?

大内さん:そうなんですよ(笑)。「大内コーヒー」をアルファベットで表記すると「Ouchi coffee」になるんです。「おうち」とも読めるので、自宅でくつろぐようにコーヒーを楽しんでほしいという思いを重ねて、家をイメージしたロゴをつくりました。

身体に優しいコーヒーのために、


オーガニックな豆を使用。

――こちらで提供しているコーヒーは、大内さんが焙煎しているんですよね。

大内さん:そうなんです。子どもができたことをきっかけに、食の大切さを考えるようになって、新潟県産や無農薬の食材にもこだわるようになったんです。コーヒーショップをはじめるのなら、地球にも身体にも優しいコーヒーを提供したいと思ったので、コーヒー豆の選定から焙煎まで自分でやることにしました。

――ちなみに、どんな焙煎機を使っているんですか?

大内さん:直火焙煎機を使っていますが、最初のうちは手鍋を使って焙煎していました(笑)

――そうだったんですね(笑)

大内さん:豆は、安全安心なものを使うことにこだわっているので、化学肥料や農薬に頼らず栽培されたオーガニック製品を使っています。海外のフェアトレード品を使うことで、良質で美味しいコーヒー豆をつくる産地の応援もしているんです。他にも認証にとらわれることなく、栽培方法や生産ルートがしっかりしている質の高いコーヒー豆を使用しています。

――そこまでこだわっていただけると、安心して飲むことができそうですね。

大内さん:農薬を使わず安全な反面、虫食いやカビの可能性もあるので、焙煎前には目でしっかりと確認して選定をするようにしています。焙煎後も、雑味の原因になる焼きムラを確認して、色の悪いものを取り除いているんです。

――徹底したチェックをおこなっているんですね。淹れるときはペーパーフィルターを使わないんですか。

大内さん:ペーパーフィルターだとコーヒーの油分を吸着してしまうので、どちらかというとすっきりした味わいのコーヒーになるんです。僕は深いコクのあるコーヒーを目指しているので、とろみの出るネルドリップで淹れています。何度でも繰り返し使えるので、地球環境にも優しいんですよ。

――環境への配慮もしているわけですね。

大内さん:キッチンカーでの営業ってどうしてもゴミが多くなるので、できるだけリサイクルができる素材を使うように心がけています。僕は家庭菜園をやっているんですけど、コーヒーかすを堆肥に使って循環させているんです。

あちこちの出店先に足を運んでくれる


常連のお客様に元気をもらう。

――キッチンカーのデビューを覚えていますか?

大内さん:2022年に村上豪雨災害が起こった後、インターネットを通して募集していた「ふるまいコーヒー」に参加して、被災地に行ったのがデビューでした。その後は、道の駅に出店させてもらいました。お代をいただいてコーヒーを提供するのははじめての経験だったので、緊張して思うように淹れることができませんでしたね(笑)

――その頃から比べると、お客さんの数はかなり増えているんでしょうね。

大内さん:インスタグラムに投稿した出店情報をチェックして、いろいろな場所に足を運んでくれる方までいらっしゃいます。僕がお客様を元気にしなければならないのに、逆に励まされて元気をいただいているんですよ。大変感謝しています。

――ファンまでいるんですね。今まで出店したなかで、印象に残っているイベントはありました?

大内さん:参加したいと憧れていた「潟マルシェ」と「にいがたオーガニックフェスタ」ですね。「潟マルシェ」は、鳥屋野潟のほとりで開催される森のなかのマルシェで、人も社会も自然も大切にしている素晴らしいイベントです。「オーガニックフェスタ新潟」はオーガニックにこだわった農園や飲食店が集まるイベントなんですよ。

――念願が叶ってよかったですね。

大内さん:ありがとうございます。今度は僕が主催して「循環」をテーマにしたマルシェを開催するのが夢なんです。いつか開催できたらいいなと思います。

Ouchi coffee

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