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「アッキー!」「ゆうさーん」からのエアハグに観客も皆笑顔! 山口祐一郎トークショー『My Story -素敵な仲間たち-』(9月18日・中川晃教ゲスト回)レポート

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山口祐一郎、中川晃教

“ミュージカル界の帝王”山口祐一郎が、これまでの舞台人生で出会った仲間たちと語り合うトークイベント『My Story -素敵な仲間たち-』が、2020年9月17日(木)、18日(金)帝国劇場で開催された。構成・演出は、山口と長年仕事を共にしてきた演出家・山田和也が務める。

2日間全4公演を通して総勢5名のゲスト(浦井健治&保坂知寿、加藤和樹&平方元基、中川晃教)が各公演替わりで登場するこのトークショー。ここでしか聞けない貴重なトークが展開される。また、本公演は劇場での鑑賞に限らず、全公演イープラス・Streaming+による映像配信も行われる。本記事では、9月18日(金)昼に中川晃教が登場した回の配信の模様をレポートしていく。

前日のトークショーと同じく、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の壮大な音楽と共に舞台上空から登場した山口は今回のオフィシャルTシャツ、それもピンク色を着用して堂々登場。その後、下手の奈落がせり上がってくると、“帝王”山口に服従するように片膝をつき、片手は胸に当てた中川晃教がそこにいた。
二人は「アッキー!」「ゆうさーん!」とお互いを呼び合い、距離を空けて“エアハグ”(笑)。そんな姿からこのトークショーがスタートした。
山口は「ようこそ、山口祐一郎の部屋へ」と言うと、BGMですかさず「〇子の部屋」的イントロが流れる。が、「……ではなくて、『My Story』へようこそ」と改めてショータイトルを口にした。

トークの前にルールを発表する。90分間のイベント中、7つのテーマの元でトークが繰り広げられる構成だが、まず、二人がテーブル上の砂時計をひっくり返してスタート、各コーナーの終わりが近づくと舞台前方のランプが黄色に点灯し、さらにピカピカと点滅、そして制限時間となるとどんなに話が途中であっても容赦なく二人が乗っている舞台の盆が回って、強制的に次のコーナーに変わる、ユニークな演出となっていた。

テーマは「この半年のできごと」「ご関係は?」「劇場の日々」「100の質問」など様々だったが、どのテーマにおいても自由気ままに喋る二人が組んだせいで、ほぼすべて話がテーマから脱線。また時間内に話が終わらず、100の質問などは2問くらいしか答えられず、どのコーナーも最後には盆が回り出すという状態。この展開が繰り返されるたびに観客からこらえた笑い声が何度も響いていた。場面転換時は最初は二人でアドリブで踊り出していたが、途中からは台本を手に二人が並んでこの後のコーナーで話す事などをひそひそと確認する姿に変わっていた。

トーク中の話題の一つに、今や演劇関係者で受けないものはいないと思われるPCR検査についても語られた。検査にはある一定量の唾液が必要という事で、「梅干しを持って行ってそれを観ながら唾液を口の中にためた。3分で検査が終わった」と語る山口に「自宅から出る時からずっとため続けたので、検査自体は一瞬で終わった」とどこかマウントを取る勢いで話す中川。また、このトーク中に飲んでいた微炭酸のドリンクから脱線して「炭酸は喉にいい。僕は芝居の合間にも飲むけどげっぷを上手く抜けるから大丈夫」と中川が抜き方を実演してその表情を観ながら山口も真似をする姿に会場から笑いが起きる。

中川が主演した『ジャージー・ボーイズ』のモデルとなったフランキー・ヴァリとの2ショット写真が披露されたり、山口が『ヘアスプレー』で顔型を取るためにドロドロのラバー素材を容赦なく塗りたくられて鼻の穴だけとなっている動画を見せたりとここだけの貴重なショットも多数。また中川がこれまで帝国劇場で出演した『SHIROH』『モーツァルト』『ジャージー・ボーイズ』などの舞台写真が映し出されると、『SHIROH』のシローが磔になったカットを観ながら中川は「この時後で復活して磔台から降りるんですが、足元が小さな箱馬サイズの階段しかなくて、その階段をアカペラで歌いながら恐る恐る降りていた。でも自分のアカペラが上ずった後コーラス隊の方々が上手く音を合わせて歌い出し、さらにバンドが後から音を合わせてくれて。舞台って皆で作るんだなと感動した」と懐かしそうに話していた。

また、このトークショーだけの特別音源として、以前『クリエ・ミュージカル・コレクション』(2014)で二人がデュエットした「闇が広がる」(『エリザベート』)が劇場に流されると、思わず興奮する観客の姿もあった。

中川は山口を「ゆうさん」と呼び、山口は中川を「アッキー」と呼ぶ。実は過去舞台での共演は『モーツァルト』のたった一度だけ。それなのに何故こんなに仲がいいのか。それは演劇界の先輩後輩という関係を飛び越えて山口が中川に溢れんばかりの人間愛を注いでおり、また中川も山口の想いをしっかり受け止めているからではないか。ラストに二人が手に手を添えて、セリで“天上”に戻る姿を見ながらそんな事を感じさせるトークショーだった。

この後、9月18日(金)の夜公演でも中川をゲストに迎えてトークを展開する。Streaming+の配信視聴券は、各配信回終演まで購入可能となっている。昼公演とどこがどう変わるのか、また変わらず自由に喋り倒すのか、是非鑑賞いただきたい。

なお、今回二人が着用している「素敵な仲間たTシャツ」と「素敵な仲間たちトート」は、9月23日(水)23:59まで完全受注生産で、東宝モール(https://mall.toho-ret.co.jp/category/MU_MYSTORY)にて発売中だ。

山口祐一郎、中川晃教

取材・文=こむらさき

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