水の事故に備え 藤沢警察署が救助訓練
本格的な夏のレジャーシーズンを迎え、藤沢警察署は16日、秋葉台公園プールで水難救助訓練を実施した。同署の地域課と警備課の署員22人が参加。県警察本部の危機管理対策課即応対策チームの指導で、川や海などで救助者が入水しなくても安全かつ迅速に人を救助する方法を確認した。
流れるプールを川に見立て、署員たちはロープを遠くまで投げることができるスローバッグと呼ばれる救助道具やポリタンクなどを要救助者役の同僚に向かって投入。「ロープをしっかりつかんで」「(呼吸しやすいように)頭を上げて」などと声を掛け、要救助者役を水から引き上げた。
装備品であるゴムボートの操船も訓練し、重さ8kgの耐刃防護衣を着けて水に入る体験で自分の身を守りながらの救助は困難なことを確かめた。