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東京都市大学教授からビオトープ学ぶ 北山田小学校3年生が訪問〈横浜市都筑区〉

タウンニュース

田中教授の話を聞く児童

北山田小学校(滝川尚美校長)の3年生約80人が11月29日、牛久保西の東京都市大学環境学部環境創生学科の田中章教授を訪れ、ビオトープなどについての話を聞いた。

児童は今年度、生き物が集まるスポットとしてビオトープを作ることを企画した。ビオトープは、本来その地域にすむさまざまな野生生物が生息することができる空間のこと。インターネットなどで調べたところ、都筑区内の大学に詳しい教授がいることを知り、教えを乞うことになった。

当日はまず、児童4人がこれまでの経緯を発表。それに応える形で田中教授が講義を行った。田中教授は、これまで失われた生物多様性を取り戻す学問を続けてきたといい、人間の社会は自然の上に成り立っていると説明。「人間も生き物の一つで、他の生き物が生きていけないと、人間も生きていけない」と話した。「さらに、「地球上の自然が消失し続けている現在、どんなに小さなビオトープでもつくって都会の中につくって維持していくことはたいへん重要なこと」とした。児童は「ビオトープづくりが、環境問題に対して自分たちができることの一つ」と感想を話した。田中教授は、「少し難しかったかもしれないが、何か感じ取って持ち帰ってもらえれば」と振り返った。児童は12月6日にも同大学を訪れ、構内のビオトープを見学した。

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