圧力鍋でとろとろ時短チャーシュー♪人気レシピ&煮汁の活用法
圧力鍋で作るチャーシューのレシピ
こちらでは、圧力鍋を使った基本的なチャーシューの作り方をご紹介します。仕上がりは、とってもとろとろな食感!そのため、切り分けるときはすこし冷ましてからをおすすめします。
肉の表面に焼き目をつけることで旨味を閉じ込め、下茹でをすることで臭みが抜けます。コツを守って、美味なチャーシューに仕上げましょう!
材料
豚肩ロース肉:600g
しょうが:1片
長ねぎ(青い部分:1本分
下ゆで用
水:800cc
酒:150cc
タレ
しょうゆ:200cc
みりん:.50cc
砂糖:大さじ3杯
用意するもの
たこ糸
チャーシューを圧力鍋でとろとろにするコツ
コツ・ポイント
チャーシューにもっとも適しているのは豚肩ロース肉
下ゆでは必須
タレに塩は入れない
加圧時間は短めに
肩ロース肉、バラ肉、ヒレ肉、もも肉など豚肉にはいろいろな部位がありますが、もっともチャーシューに適しているのは肩ロース肉!脂の量や肉質などから、肩ロースがもっともチャーシューに適しているんです。肩ロースを基準に、もっとこってりさせたい場合は豚バラ、さっぱりさせたい場合はもも肉を使うといいでしょう。
また、おいしいチャーシューを作りたいなら、ぜひ下ゆでを調理工程に取り入れたいところ!下ゆでには、お肉の表面を固めて旨味の流出を防ぐ効果と、臭み抜きの効果があります。豚肉特有の臭みはやはり気になるものなので、それを抑えるためにも、ぜひ下ゆでをおこなってください。すこし手を加えることで、おいしさがアップしますよ!
「味が足らないかな?」と思って、タレに塩を加えるのは厳禁!タレの塩分が強いと、お肉に含まれている水分が外に出て、ジューシーさが損なわれてしまうことに……。なので、タレの塩分にも気をつけると、よりおいしいチャーシューを作れるようになるでしょう。塩分の取り過ぎは身体にも悪いので、タレに塩を入れるのは控えましょう!
加圧時間は、長くても30分ほどと考えましょう。あまり長く加圧すると、圧がかかりすぎてお肉がパサパサになってしまいます。加圧時間を見極めるのも、おいしいチャーシューを作るポイントのひとつですね。下ゆでをしっかりとすれば、とろとろチャーシューへの道は近いので、圧力鍋にはほどほどに活躍してもらいましょう。
作り方
肉にたこ糸を巻き付ける
豚肉にたこ糸を巻き付けます。こちらは難しく考えずに、ぐるぐると適当でOK!余った部分は切ってくださいね。
豚肉に焼き目をつける
たこ糸を巻き付けた豚肉に、フライパンで焼き目をつけていきます。強火で、表面に焼き目をつけていくイメージで!中まで火を通す必要はありません。
下ゆでをする
圧力鍋に、焼き目をつけたお肉、下ゆで用の水、酒を入れ、しょうがのうすぎり、長ねぎの青い部分も入れて火にかけ、高圧で4分ほど加圧します。
圧力鍋で豚肉を煮る
圧が抜けたら、下ゆでの水、酒(ゆで汁)は捨てずにタレの調味料をすべて加え、火にかけます。高圧で20分ほど加圧しましょう。
粗熱が取れたら切り分ける
圧が下がり粗熱が取れたら、できあがったチャーシューを取り出します。たこ糸をはずし、切り分けたら完成!おつまみやラーメンにのせて楽しんでくださいね。
煮汁を保存する
煮汁は粗熱がとれたあと、ボウルなどに入れて冷蔵庫に置いておきます。余分な脂が浮いてくるので、それをすくってタッパーなどに入れて保存しましょう。余分な脂は、ラードとして利用できます。
作ったチャーシューを活用!おすすめレシピ3選
1. チャーシューパスタ
チャーシューとタレを使った和風ペペロンチーノです。バラ・肩ロース・もも、どのチャーシューでもおいしく作れますよ。
パスタを茹で、フライパンでオリーブ油、鷹の爪・にんにく・しめじ・斜め切りの白ネギを加えて炒めます。パスタの茹で汁少々と茹でたパスタ、ひと口大に切りタレをからめたチャーシューをフライパンに移して、全体を混ぜます。塩コショウ・タレ少々で味付けをして完成です。
2. チャーシューおにぎり
タレを加えて混ぜご飯にした、自家製チャーシューのおにぎりです。大人も子供も満足の味とボリューム、余ったチャーシューの端っこで作れますよ。常温で食べるので、寒い時期は脂身の少ない部位を使いましょう。
1cm幅のチャーシュー2枚はサイコロ状にカットして、チャーシューのタレ大さじ2をからめます。コーン大さじ1・刻んだ大葉2枚と一緒に、茶碗2杯分の温かいご飯に混ぜます。ラップを使って、おにぎりに握ればできあがり。
3. チャーシューサラダ
チャーシュー・もやし・きゅうりを使った、簡単なサラダです。チャーシューとマヨポン味で食べごたえ抜群、モリモリと野菜が食べれますよ。チャーシューは、さっぱり系の部位がおすすめです。
チャーシュー4枚ときゅうり1本は細切りに。もやし1袋はさっと茹でてザルに上げ、粗熱が冷めたら手で軽く搾り水気を取ります。ボウルにマヨネーズ・ポン酢各大さじ4杯、白ごま大さじ1を混ぜ、チャーシュー・きゅうり・もやしを和えれば完成。
ポン酢の代わりに、濃いめのチャーシューのタレとレモン汁に置き換えても◎
残った煮汁の活用方法
ゆで卵を味玉に
好みの固さのゆで卵を作り、煮汁と一緒に密閉袋などに入れて冷蔵庫でひと晩漬け込めば、チャーシューとの相性抜群の「味玉」が作れます。
チャーシューと一緒に盛り付けておつまみとして楽しんだり、チャーシュー丼の具材として利用したりと、チャーシュー同様の活躍ぶり!
調味料として使う
甘辛いタレは、さまざまな料理で調味料として活用できます。チャーハンにちょっと加えてみたり、野菜炒めの調味料として利用したり、炊き込みご飯を作る際にも利用可能!
また、出汁昆布などを使ってラーメンスープとしてリメイクする方法もあります。実はいろいろと活躍の場面があるので、一度試してみると良いかも!
脂はラードとして
煮汁を冷蔵庫で冷やすと、脂が浮いている状態になります。保存する場合は、その脂を取り除くとGood!さらに、取り除いた脂はラードとして使えます。
一番定番の方法は、チャーハンを作るときに使うこと。サラダ油などで作るものとは、またひと味違ったチャーハンを楽しめますよ。
圧力鍋で手作りチャーシューにチャレンジ!
圧力鍋で作るチャーシューは、簡単でとろとろ!まさに「圧力鍋様々!」と言いたくなるほどの、やわらか食感です。こちらでご紹介した方法を参考に、ぜひ一度作ってみてくださいね。きっとお肉のやわらかさに感動するはず!
チャーシューは、丼にしたりラーメンの上にのせたり、チャーハンや炒め物に使ったりと、さまざまな場面で活用できる料理です。煮汁も調味料として使えるので、余すことなく活用してみてください。さあ、あなたもLet'sチャーシュー!