分布拡大中!木を枯らす厄介者「クビアカツヤカミキリ」県の対策アレコレをまとめました 神戸市など
東南アジアなどが原産の外来昆虫「クビアカツヤカミキリ」。現在、県内でその分布が拡大しています。県は昨年「特定外来生物対策本部」を設置し、様々な対策に取り組んでいます。
クビアカツヤカミキリはその名前のとおり、赤色の首(胸部)と光沢のある黒色の体が目印。成虫の活動期は5月末から8月で、繁殖力が非常に高いのも特徴です。
主にバラ科の木を好み、幼虫はこれらの樹木の内部を食害しながらおよそ2~3年をかけて成長。食害が進むと樹木が枯死してしまうため、果樹園での農業被害や公園、桜並木への被害が懸念されています。
県は昨年4月より、クビアカツヤカミキリをはじめとした外来生物を発見した場合に「LINE」で通報ができるシステムなどを導入。しかし今年度新たに猪名川町、伊丹市、尼崎市で確認されるなど、県内で分布が拡大しています。
そうした状況を受け、県はその生態や防除対策などに関する出前講座の実施や、発見・通報を積極的に行うボランティア「Hyogoクビアカツヤカミキリ見張り隊」の募集を行うなど、さらなる対策強化に取り組む方針です。
気になるのは、発見した場合の通報や駆除方法について。成虫は⾶び⽴つと生息地が拡大し、被害を広げてしまうことになるため、殺虫剤をかけるか靴で踏みつぶすなどしてから県の「クビアカツヤカミキリ目撃情報通報フォーム」で通報する必要があります。
また幼虫は幹や枝に開けた孔(排糞孔)から、木くずと糞の混ざった「フラス」を大量に排出するのが特徴。フラスを発見した場合は触らず、県の通報フォームに通報してください。
これらの生息が確認された場合は専門家の指導により、農薬の注入や樹皮を剥いでの幼虫駆除、成虫が拡散しないようにネットを撒く、などといった対策が行われるそうです。分布拡大を防ぎ、少しでも個体を減らすために県民1人1人ができることをしたいですね。