小学生消防団員が始動 地域防災の一役担う
担い手不足に悩む消防団のPRや活動への理解を目的に、大井町で今年度も「小学生消防団員」が結成された。7月7日に辞令交付式が行われ、8人の団員が誕生した。
幼少期から消防団を身近に感じてもらうこともねらいの一つで、2022年度から実施。制服となる法被は、大井町消防団の前身・警防団が着用していたものを元にデザインされている。
辞令交付式では内田数馬団長が法被を一人ひとりに着せ、「消防団の仕事について学んで欲しい。将来は消防団員に(なってもらえたら)」と期待を寄せた。
また児童に辞令を手渡した小田眞一町長は、「元気に明るく、楽しく活動を。まちの安心、安全を守るための活動に期待しています」と激励した。小学生団員の一人、山田大空(そら)さん(大井小5年)は「消防団活動を広めていきたい」と意気込んだ。
メンバーは約半年間、消防団員とともに活動する。放水訓練や年末の火災警戒の広報活動、消防出初式などに参加する予定で、地域防災の一役を担う。