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【ファンファン北九州#31】北九州市 国際交流員 姜志守さん<前編>

北九州ノコト

ゲストの姜志守さん(写真中央)

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

アンニョンハセヨ~ 日本語がとっても上手ですね

甲木:おはようございます!西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。

梁:西日本新聞社の梁京燮です。

甲木:やっとこの日がやってきましたね。

梁:我らが韓国の!

甲木:そうですよね。

梁:なんだって私は韓国人ですから。

甲木:そう。「りょう きょうしょう」って紹介してますけど、韓国の発音で言うと?

梁:「ヤン キョンソ」ってなりますね。

甲木:キョンちゃんです。

梁:アンニョンハセヨ。

甲木:では、本日のゲストをお呼びしましょう。韓国仁川市出身の北九州市国際交流員 姜志守(カンジス)さんです。よろしくお願いします。

姜:よろしくお願いいたします。アンニョンハセヨ~。

甲木・梁:アンニョンハセヨ~。

甲木:じゃあ、今日は韓国語で進行します!と言いたいところですが、リスナーの皆さんのこともありますし、なんといっても姜さんはとても日本語が上手なので、今日は日本語でトークしようかなと思います。

梁:本当お上手ですよね。

姜:韓国では、高校の時から第二言語という授業があり、自分の学びたい言語について勉強します。私の学校の場合は、日本語、中国語、ドイツ語があり、私はその中で日本語を選んで、それが大学の専攻にも繋がりました。

甲木:なるほど。

梁:日本に本格的に来たのは?

姜:本格的に来たのは、北九州の場合は2017年から来ています。

甲木:2017年から国際交流員で来ているんですよね。

梁:それで、この日本語のクオリティなんでしょ?すごい!

姜:いや、もう恥ずかしい限りです。

梁:僕の拙い韓国語なんて全然ですよ。(笑)

甲木:「恥ずかしい限りです」って謙遜の言葉とか、そういう表現ができるっていうのがすごい。

「はれ」って言葉が大好き!音も意味も形もかわいい

甲木:なぜ、日本語を勉強しようって高校生の時思ったんですか?

姜:本当にささやかな出来事だったんですが、学生時代に本屋で友達と待ち合わせをしていて、外国語の学習コーナーをブラブラしてたんですよね。偶然、日本語の学習本を見つけてパラパラと見てたんですよ。その時、ある言葉に出会いまして、それが「はれ」という言葉だったんです。

甲木:お天気の「はれ」?

姜:はい。その言葉を見て、発音も意味もひらがなの形もとっても綺麗だなと思って、日本語に興味を持つようになりました。今もその言葉が大好きで、私のメールアドレスやSNSのIDにすべて「はれ」が入っているくらい大好きです。

甲木:へえー、そうなんですか? それは、音も字体も大好き?

姜:もう大好きですね。一目で見て「ああ、こういう可愛い単語があるんだ」って思って。

甲木:なんかそういうふうに言語を捉えるっていいですね。音とか形とか。

姜:その時は、ひらがなとか全然読めなかったんですけど、それでもその形がすごい可愛かったです。

梁:ひらがな?

甲木:「は」って丸いのがあって可愛いですよね。

姜:「れ」も尻尾があるようなで可愛かったので、そこからちょっと気になるようになりました。

梁:おもしろいですね!

北九州市国際交流員のお仕事って?

甲木:さっきお話に出たように、北九州市の国際交流員ということなんですが、どんなお仕事なんですか?

姜:国際交流員とは、日本の各地域のグローバル化を目指すために、日本政府が行っているプログラムの一環です。私の場合は今北九州に来ていて、姉妹都市との交流や翻訳や通訳などいろんな部分で仕事のお手伝いをさせていただいています。

甲木:なるほど。さっき、姉妹都市っていう話もちょっと出ましたが、志守さんの故郷・仁川市と北九州市が姉妹都市なんですよね。

姜:そうですね。姉妹都市締結をしていまして、いろんな分野で交流が進んでいます。

「韓国ドラマから見る韓国文化」をテーマに文化講座

甲木:交流員というからには、何か市民との交流とかもあるんですか?

姜:そうですね。地域によって違いますが、北九州の場合は、幼稚園や小学校や大学でもありましたし、市民センターで交流する場合もあります。

甲木:それは、志守さんが講座をするんですか?

姜:そうですね。私が韓国人代表として行って、韓国のいろんなことについて皆さんに説明をしたり、質問を受けたりします。

甲木:どんなことをお話するんですか?

姜:2月のときは、「韓国ドラマから見る韓国文化」をテーマにお話する機会をいただいきました。

甲木:それは人気がありそう。

姜:本当に楽しかったです。市民センターの職員さんで韓国好きの方がいらっしゃって、その方が今まで韓国ドラマを観て気になっていたことを全てノートにメモされていて、それに関する疑問を韓国人が解説する講座だったんですけれども、それがとっても面白くて。私も調べながら「あっ!こういうのって日本の方が見て不思議と思うんだ」と改めて勉強になりました。

梁:例えばどんな?

姜:本当に笑っちゃったんですけど、例えば、韓国人は怒ると相手に水をかけるとか。

甲木:よくある!よくドラマでやりますよね。

姜:はい、よくありますよね。それがメモに書いてあって、「どうしよう…」ってちょっと思って。(笑)

甲木:なんて説明するんですか?

姜:確かに、韓国ドラマでよく出るんですけれども、実はそれは犯罪ですので処罰されますよって説明をしました。

梁:なるほど。

甲木:髪の毛掴むのと水をかけるはよくありますよね。

姜:ありますよね。ですが皆さん、全て犯罪ですのでドラマはドラマです。(笑)

北九州市を選んだ理由は「門司港レトロ」

甲木:日本政府の国際交流員をされているということですが、姜さんと同じように、日本の他の都市にも外国の方や韓国の方が派遣されてますよね?

姜:そうですね。韓国だけではなく、アメリカ、中国、ドイツなどいろんな国から国際交流員として日本に来ています。

甲木:なるほどですね。姜さんはいろんな都市の中で、なぜ北九州市を選んだんですか?

姜:そうですね。希望都市を書く前に、いろんな都市について調べたんですよね。それで、北九州市のことを調べていると、門司港レトロの写真を発見したんですよ。それを見て「何でこんなに綺麗な所があるんだろう」と思い一目惚れして、北九州を第一都市として書きました。私の地元が仁川市という話が出ましたが、その仁川も門司港と同じく港町で古い建物がたくさん残っていて、異国的な雰囲気が漂う本当に綺麗な都市なんですよ。その部分が、北九州の門司港レトロと似てるなと思い親近感を感じて、北九州に行きたいなって思うようになりました。

甲木:良かったですね!良いご縁をいただいて。

梁:本当ですね!お会いできて光栄です。

姜:こちらこそ光栄です!

〇ゲスト:姜志守(カンジス)さん(北九州市 国際交流員)

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、梁京燮(同)

(西日本新聞社北九州本社)

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