藤枝MYFCの前田翔茉（常葉大ー清水桜が丘高出身）、リーグ初先発なるか！恩師たちの言葉を胸に刻んでピッチに
Ｊ2藤枝ＭＹＦＣの大卒新人前田翔茉選手（常葉大、清水桜が丘高出身）が27日、紅白戦で主力組に入りました。「覚悟を持ち、積み上げてきたもの全てを出す」。リーグ戦初先発を目指し、29日のアウェー群馬戦に意欲を示します。
前田選手はスペースを突くスピードとパンチの利いたシュートが魅力ですが、今季ここまでリーグ戦出場5試合はいずれも後半途中から。「守備の意識を高め、チームのコンセプトの理解に努めてきた」。初スタメンのチャンスを狙い続けてきました。
スマホのメモに今も書き留めてあるのは高校時代の恩師たちの言葉。「『大胆かつ繊細に』と教えてくれたのは片瀬（晴城）監督。（前監督の）大滝（雅良）さんにも『一流のストライカーになるにはペナ内に一番足跡を付けないと』と言われ、自主練習を積んできた。中学も高校も1年次から試合に絡めなかったが、チャンスをつかみ最終学年でレギュラーになった」と振り返ります。
群馬は現在最下位。清水、横浜ＦＣ、長崎と上位チームと戦った後でやりにくさもありますが、「Jの舞台で自分の価値を上げるチャンス。相手は関係ない」と意に介しません。
「予測不能のプレーをして大学時代は『変態プレーヤー』って言われていた。どういう動きするか自分でも分からん」。藤枝西益津中出身で今も実家住まいの〝純粋県勢〟が大化けするか、期待と注目が集まります。
