女性のコンテストビューティージャパン 榎本さん(栄区出身)が日本一 移動型ショーを発表
栄区出身のショープロデューサー榎本愛子さんがこのほど、女性が社会との関わり方をスピーチなどで表現するコンテスト「BeautyJapan」の最終審査で、総合グランプリを獲得した。トラックによる移動型ショーを発表し日本一に輝いた。
出場者が今後のキャリア形成など「自身の夢」を語り、「内面的な美しさ」が評価される同大会。上位に進むことで知名度が上がり、活動の幅が広がる。
ダンサーとして有名アイドルのバックダンサーなどの経歴を持つ榎本さんは、「全国の子どもに生のショーを見る機会を提供したい」と考え、実現させるため出場した。
予選として行われるエリア大会ではダンスとスピーチで表現。審査員の評価を集め大さん橋ホールで行われる最終審査へ進んだ。また、最終審査では夢をかなえる具体的な方法として「トラックの荷台をステージにした移動型ショー」とのコンセプトを発表。スピーチとプレゼンテーションで会場や審査員の共感を呼び総合グランプリに輝いた。
想像以上に実現近づく
榎本さんの思い描くショーの姿は、コンテストを通じて具体化していった。当初は「全国でショーを行う」というイメージしかなかったが、エリア大会後に参加したイベントでトラックの荷台がステージとして使われているのを目にする。「トラックに舞台用の設備を付ければ、そのまま移動でき、どこでもショーを行うことができる」と、現在のコンセプトにたどり着いた。
さらに、最終審査の中では協賛企業である山岸運送グループから「トラックを提供する」との申し出を受けたという。榎本さんは「大会に出たことで想像以上の速さで実現に近づいた。来年の夏には1回目のショーを行い、いずれは全国を回りたい」と話している。