厚木市 複合施設のロゴ決まる 愛称「あつめき」モチーフに
厚木市は3月19日、庁舎機能や図書館などを一体的に整備して2027年度中の供用開始を目指す複合施設のロゴマーク=写真=を公表した。
ロゴマークは、厚木の地名の由来とされる「あつめぎ(集め木)」をイメージした複数の木の断面をモチーフにし、白抜きの形はひらがなの「あ」をベースにデザインした。メインカラーの赤紫色は、市の花「さつき」を表現。市のシンボルカラーである黄緑色の星形マークも添えた。
市ではロゴマークに先立って施設の愛称も公募しており、三宅遼さん(40・寿町在住)が考案した「あつめき」に決まった。愛称には244点の応募があり、関係者によって絞られた5点の中から市民投票を経て選ばれた。
19日に厚木市役所でロゴマークの公表と愛称考案者の表彰が行われた。出席した三宅さんは子どもの頃に図書館をよく利用利用していたことから、図書館には愛着があったといい、「愛称には人が集まれる場所になってほしいという思いを込めた。自分の作品が選ばれてうれしい」と喜びを語り、山口貴裕市長は「愛称とともに複合施設が皆さんに親しまれる場所になっていくと思う」と述べた。
複合施設は地上9階、地下1階建てで、厚木バスセンターの東側に整備。市庁舎や図書館、プラネタリウムなどを備える(仮称)未来館、市消防本部や国県の機関などが入る。