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ヴェルディ中期の人気作、愛と呪いの復讐劇『リゴレット』を新国立劇場にて上演

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新国立劇場『リゴレット』2023年公演より

2026年2月18日(水)~3月1日(日)新国立劇場 オペラパレスにて、新国立劇場 2025/2026 シーズンオペラ ヴェルディ『リゴレット』が上演される。

新国立劇場『リゴレット』ダイジェスト映像

ジュゼッペ・ヴェルディ中期の傑作にして人気作の『リゴレット』。演劇と音楽の融合を目指していたヴェルディが円熟を迎えた時期の傑作で、深い絆で結ばれた父娘の悲劇が、演劇的な緊張感と劇的効果満点の音楽で綴られる。

遊び人マントヴァ公爵に仕える道化師リゴレットは、公爵と廷臣たちが遊興を尽くす裏社会で媚びを売る生活。他ならぬ娘が公爵に弄ばれ、公爵への復讐を決意するものの、公爵を愛してしまった娘は殺し屋の前に身代わりとなって身を差し出す——。

新国立劇場『リゴレット』2023年公演より         撮影:堀田力丸

新国立劇場『リゴレット』2023年公演より         撮影:堀田力丸

ヒット曲「女心の歌」をはじめ、「慕わしき人の名は」「悪魔め、鬼め!」など数々の名アリアで彩られる一方、美しい重唱が多いのも『リゴレット』の魅力。なかでも第3幕の四重唱「美しい恋の乙女よ」は、オペラ史上最も美しい四重唱と言われている。ヴェルディによるオペラ化に不満を抱いていた原作者ヴィクトル・ユーゴーも、初演でこの四重唱に魅了され、一夜にしてヴェルディファンになったというエピソードも残っている。

新国立劇場『リゴレット』2023年公演より         撮影:堀田力丸

新国立劇場『リゴレット』2023年公演より         撮影:堀田力丸

演出はエミリオ・サージ。現代的な視点で作品の演劇性と登場人物の孤独とにクローズアップし、それぞれの役をより際立たせる。シンプルでありながら、美しい舞台美術や衣裳も印象的で物語をストレートに伝えてくれる。

道化師リゴレットは公爵にへつらう卑屈さと傲慢さ、冷酷さと娘への慈愛、恐れと怒りの深い表現が求められる難役。今回、ヴェルディ・バリトンとして世界に名を馳せ、圧倒的な人気を誇るウラディーミル・ストヤノフが9年ぶりに登場する。ジルダには叙情的な声と高度なコントロール技術、そして心揺さぶるドラマティックな感情表現で魅了する日本が誇るソプラノ中村恵理。マントヴァ公爵には驚異的な高音の持ち主で世界最高峰のベルカント・テノールとして活躍を続けるローレンス・ブラウンリーが登場。今年5月の『セビリアの理髪師』アルマヴィーヴァ伯爵で、見事な歌声を披露し、大喝采を浴びたばかりのブラウンリーが再登場する。殺し屋スパラフチーレに斉木健詞、リゴレットを呪うモンテローネ伯爵に友清崇、女声陣には清水華澄、谷口睦美ら日本屈指の歌手たちも贅沢に集結。

イタリア・オペラの名手ダニエレ・カッレガーリの指揮のもと、声の饗宴を繰り広げる。オペラファンには絶対に見逃せない強力な布陣で、ヴェルディの大悲劇をおくる。

2022/2023 シーズンに新制作し、大反響を巻き起こした『リゴレット』の再演に期待しよう。

新国立劇場『リゴレット』2023年公演より         撮影:堀田力丸



【あらすじ】
16世紀北イタリア。放蕩者のマントヴァ公爵に仕える道化師リゴレットは、皆の嫌われ者。
娘を公爵に弄ばれたモンテローネ伯爵は、嘲るリゴレットを呪う。一方リゴレットの一人娘ジルダは、身分を偽ったマントヴァ公爵に恋をしてしまう。リゴレットに恨みを持つ廷臣達によって、娘が公爵に差し出されたことを知ったリゴレットは半狂乱で殺し屋に公爵殺害を依頼するが、公爵を愛し続けるジルダが刃の前にその身をさらす。

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