【三浦イベントレポ】三浦海岸ビールまつり - 3年目を迎えた、おいしい出会いの醸造場
ひろびろとした空と海、畑が広がる三浦の玄関口、京急三浦海岸駅前の地域交流拠点「線路下スぺイスUMICO」で2026年のゴールデンウィーク期間中の計8日間「三浦海岸ビールまつり」が開催されましたので、その模様をご紹介します。
当イベントは、2023年11月にオープンした三浦市内初のクラフトビール醸造所「三浦ブルワリー」の開業をきっかけに、三浦海岸エリア活性化のために企画され、今年で3回目を迎えたそうです。
個性派揃いのクラフトビールを飲みながら、キッチンカーグルメに舌鼓。
アメリカ発祥のパーティースポーツ「コーンホール」体験、ブラジルの伝統武術「カポエイラ」など、世界のカルチャーも感じるイベントの模様をご紹介します。
三浦半島と京急沿線の9つの精鋭ブルワリーが三浦海岸に集結
ビール好きの夢をかたちにした、お部屋にビアタップがある泊まれるブルワリー「TAP INN MIURA」も開業するなど、革新的な取り組みをされている「三浦ブルワリー」。
その「三浦ブルワリー」小松代表の声掛けによって、
横須賀・久里浜の「法龍山麦酒」横浜・上大岡の「Roto Brewery」葉山・堀内、木の下通りの「15brewery」横須賀・横須賀中央の「横須賀ビール」横須賀・浦賀の「WHITE DOG BREWING」川崎の「東海道BEER」葉山・堀内、葉山小学校前の「Brewstar Yacht Club」横須賀・長井の「三浦ペニンシュラビール」
という、個性とこだわりあふれる計9つのブルワリーが日替わりで三浦海岸に集結しました。
作り手の方からの手渡しで伝わる、想いとこだわり
ブルワリーの方が出店されるイベントでは、日々実際にクラフトビールづくりに取り組み、美味しい温度や注ぎ方も熟知されている方々が注いでくださるビールをいただけることが大きな魅力です。
クラフトビールは大量生産の製品ではなく「作品」で、各ブルワリー独自の個性や考えが色濃く反映されています。
その想いを手で受け取りながら、お気に入りのクラフトビール探しをするのも醍醐味のひとつです。
「三浦ブルワリー」からテイスティングスタート!
まずは「三浦ブルワリー」の定番クラフトビール「ミウラ アイランドウィート」、「ミウラ コーストIPA」、「ミサキ マグロアンバー」、「ミウラ ゴールデンエール」、の「4種テイスティングセット(税込2,000円)」をいただきました。
210mlのカップにたっぷり注いでいただき、飲みごたえ十分です。
「ミウラ アイランドウィート」は、三浦市内の人気パン屋さん「充麦」が栽培した小麦を使用し、スッキリと爽やかな味わいと香りが初夏にぴったりなホワイトビールです。
続いて飲んだ「ミウラ コーストIPA」はアルコール度数6.0度と「三浦ブルワリー」の中では度数強めのビールです。
IPAとはインディア・ペール・エールの略で、諸説ありますが18世紀にイギリスからインドへビールを輸送する際、赤道を超えるためビールが腐らないよう、防腐効果のあるホップを大量に使用し、アルコール度数を高めたことが由来といわれています。
ホップをたくさん使用するため苦味の強いIPAもありますが、「ミウラ コーストIPA」は華やかなホップの香りが楽しめる、飲みやすく美味しい一杯でした。
「ミサキ マグロアンバー」は尖った一杯です。
ブラウンモルトとカラアロマモルトをスペシャルモルトとして投入したという、カラメル感満載のブラウンエールビールで、濃いめの味とアロマが楽しめます。
「ミサキ マグロアンバー」は、世界5大ビール審査会のひとつ、世界で3番目に長い歴史を持つビールの審査会「International Beer Cup 2025」において、カテゴリーチャンピオン & 金賞を受賞するなど、受賞歴も豊富です。
ひとくち一口味わうごとにクセになる味わいで、特に黒ビールが好きな方が気に入る一杯になることと思います。
赤みを帯びた琥珀色をながめつつゆっくりと香りと味を楽しみながらいただくと、「三浦・三崎に来た」ことを強く実感できることでしょう。
「ミウラ ゴールデンエール」は、ピルスナーモルトとイギリスのノーブルホップを合わせたという爽やかな喉ごしの一杯です。
最初の一杯にピッタリとのことですので、どれを飲むか迷ったら、まずは「ミウラ ゴールデンエール」、と覚えておくと良いかもしれません。
場所を変え、ビーチで乾杯 & テイスティング!
筆者はテイスティングセットを持って、三浦海岸駅からおよそ徒歩5分の三浦海岸でひろびろとした海をみながら飲みました。
駅からふらっとすぐに海に行けるのも三浦海岸のよいところです。
今年のゴールデンウィークは雨の日もありましたが、イベント会場の「線路下スペイスUMICO」は線路下のため、雨宿りができたり、晴れた日は海で飲んだり、晴れでも雨でも楽しめるのがいいですね。
「三浦海岸ビールまつり」初出店、「三浦ペニンシュラビール」
海でのテイスティング後、ビールまつり会場へと戻り、続いてトライしたのは今回初出店、横須賀市長井に醸造所を構える「三浦ペニンシュラビール」の「アプリコットジンジャービール(税込900円)」。
アプリコットの甘味と酸味と香りがふわりと広がりつつ、生姜のほろ苦さが味を引き締める絶妙に計算された味わいの一杯です。
代表の廣瀬さんは、「皆で何か新しいことにチャレンジしたい」、「家族だんらんの時によく飲んでいたビールを作りたい」、「地元に恩返しもしたい」と、ご家族の協力も得ながら醸造所を始められたそうです。
醸造責任者の柳町さんは香りの分析科学者で、イギリスにビール醸造留学もされたそう。
メンバーの皆さんは異業種の仕事もされていて、それぞれの専門性がビールづくりに活かされているのも「三浦ペニンシュラビール」の魅力です。
三浦半島の恵みとメンバー皆さんによる科学反応がこれからも楽しみです。
続いて、キッチンカーグルメをいただきます。
大人気「邦栄堂製麺」の「焼きそば」を、三浦で念願の実食
最終日のみ出店していた鎌倉市大町の「邦栄堂製麺」の「焼きそば(税込1,000円)」は、逗子や葉山でのイベントで大行列ができる人気メニュー。
以前、大町の製麺所に「焼きそば」を買いに行ったら、ちょうど完売。
逗子や葉山のイベントで見かけた際も、すでに完売。
それが、今回三浦海岸で、やっといただくことができました。
初めていただく「邦栄堂製麺」の「焼きそば」は、平太麺でふっくらもちもちと香ばしいカリカリが両立する奇跡の美味しさ。
具材はシンプルに豚肉とニラ、シャキシャキのもやしで、麺の美味しさを引き立てます。
「邦栄堂製麺」工場長の鎌田さんに伺うと、麺を茹でてから鉄板で炒めるとのこと。
家庭ではなかなか出せない香ばしい焼きそばは、クラフトビールとのペアリングも最高でした。
家庭料理を外でいただきほっとひと息、「丘の上のお弁当屋さん」
続いて、ご飯ものを食べようとレモン色の車体が可愛らしい、「丘の上のお弁当屋さん」のキッチンカーへ。
野菜キンパ(4個 税込500円)をいただくと、三浦半島の野菜たっぷりの優しいお味。
「丘の上のお弁当屋さん」のメニューは、お家で食べるごはんのような、毎日食べたい家庭料理。
店主の田中さんにお話を伺ったところ、普段は主に神奈川県内や都内のイベントや、海上自衛隊、病院やオフィスビルなどにも出店し、家庭料理のほっとする味を皆さんにお届けされているそうです。
一番人気はデミグラスソースのかかった「オムバーグBowl」とのことですので、次回いただきたいと思います。
2025年夏には、葉山一色海岸で夏の間営業されている、リゾート感あふれるエシカルな海の家「Blue Moon」内で韓国料理屋さん「海の家OKABEN」を運営され、好評につき今年の夏も営業されるそうです。
様々な場所で様々な方に家庭料理の味をお届けされていらっしゃる田中さんのチャレンジに、これからも目が離せません。
美味しさ太鼓判、三浦半島のキッチンカーグルメと海の幸に畑の恵みが満載「トラック市」
他にも日替わりで、横須賀が拠点のフィッシュバーガーとフィッシュ&チップスが美味しい「Rokks」、本格的な石釜焼きピザの「Daddy’s Pizza」、25年ぶりに復活した三崎の懐かしのきいろいカレー「だるま食堂」など、三浦半島や近郊の美味しいキッチンカーの味を日替わりで楽しむことができました。
三浦海岸まちなみ事業協議会が毎週土曜日に開催している三浦の新鮮な海の幸、畑の恵みはズラリと並ぶ「トラック市」も同時開催されていました。
カポエイラの世界的スターの演舞
5月3日(日)、4日(月・祝)は、2024年に東京から三浦に移住された渡部健志(カポエイラネーム:Mão de Onça(マオン・ジ・オンサ))さんが代表を務める「FILHOS DE ANGOLA JAPÃO」主催による、カポエイラの世界的スターであるMestre Camaleão(メストレ・カマレオン)氏とMestre Guaxin(メストレ・グァシニ氏)のスペシャルパフォーマンスが披露されました。
カポエイラとは、ブラジル発祥のダンスやアクロバット、音楽、そして文化が融合した伝統武術で、16世紀にアフリカからブラジルに連れてこられた奴隷の人達が支配者から身を護るために、音楽に合わせてダンスをしているように見せかけて身体を鍛えたのがルーツと言われています。
世界的スターの演舞に会場も大いに盛り上がりました。
アメリカ生まれのパーティースポーツ「コーンホール」体験会
2026年3月28日に放映されていた日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」で筆者も「コーンホール」を知りました。
ビーンバッグと呼ばれるトウモロコシの粒が入った布袋を1ラウンド4投で交互に投げ合う、年齢や性別、体力差に関係なく皆で楽しめそうなゲームです。
神奈川県内だけでなく都内などでもコーンホール体験会を実施されているそうですので、「やってみたい!」という方は公式サイトでスケジュールをご確認ください。
次は泊まりで「三浦海岸ビールまつり」
お話を伺った「三浦ブルワリー」代表の小松さんは、かつて外資系金融機関の日本代表を歴任され、海外出張でビールが取り持つ力を実感し、三崎で醸造場を開業されたとのこと。
そして、三浦・三崎の素晴らしさをもっと多くの方にお伝えしたい、日帰りではなく泊まってより魅力を体感していただきたいと、泊まれるブルワリー「TAP INN MIURA」も開業されたそうです。
夕暮れ時にはなんともきれいな夕焼けが見えることも。
三浦海岸は初日の出のメッカとして有名で、東京湾越しの房総半島から朝日を拝むことができます。
来年のゴールデンウィークは三浦・三崎に宿泊して、美しい夕焼けや日の出を楽しみながら、「三浦海岸ビールまつり」でブルワリーの皆さんの情熱や想いの詰まったクラフトビールとグルメを味わうのはいかがでしょうか。
三浦海岸ビールまつり
開催日時
2026年4月29日(水・祝)~5月6日(水・振休)計8日間
平日:13:00~19:00
土日祝:11:00~19:00
開催場所
会場名:三浦海岸駅前 線路下スペイスUMICO
住所:神奈川県三浦市南下浦町上宮田1497
駐車場:あり(有料)
参加費
無料
主催
京浜急行電鉄株式会社