千葉豪雨の被災地で「災害ボランティア」かたる不審者 八千代市に続き千葉市でも悪質勧誘
令和8年8月千葉豪雨の被災地で、「災害ボランティア」を装った人物による不審な行動が確認されています。
八千代市では、災害ボランティアを装った不審者が住宅敷地内に侵入する事案が発生。さらに千葉市でも、ボランティアセンターを名乗り、「家具運搬の見積を取りたい」と勧誘する事案が発生しており、両市が注意を呼びかけています。
【八千代市「災害ボランティアを装った不審者が発生しています」】
■ 八千代市では災害ボランティア装い住宅敷地内へ侵入
八千代市は8月21日、「災害ボランティアを装った不審者が発生しています」として注意喚起を発表しました。
市によると、災害ボランティアを装った不審者が住宅敷地内に侵入する事案が発生しているとのこと。
正規の災害ボランティアは、活動前に利用者と事前連絡を行った上で、胸にワッペンを貼り付けたビブスを着用し、チームを組んで行動しています。
八千代市は、こうした特徴に当てはまらない不審な人物が敷地内に侵入してきた場合には、警察へ連絡するよう呼びかけています。
八千代市社会福祉協議会・ボランティア市民活動推進センターも8月30日、Xであらためて注意を呼びかけ、正規のボランティアについて「連絡無しでお家にお伺いする事はありません」「単独での行動もありません」と説明しています。
■ 千葉市では「家具運搬の見積を取りたい」と勧誘
千葉市でも別の事案が確認されています。
千葉市は8月28日、千葉市ボランティアセンターを名乗り、「家具運搬の見積を取りたい」と勧誘する事案が発生したとして注意喚起しました。
令和8年8月千葉豪雨を受け、千葉市では社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを設置。被災した住宅を対象に、家屋内外の片付けや清掃、家具などの搬出補助を行っています。
実際に「家具の搬出」が支援内容に含まれているため、被災者にとっては本物のボランティアによる申し出と見分けにくいケースもありそうです。
しかし千葉市によると、同センターが家具運搬などについて「見積もり」を取ることはありません。
また、被災者側から災害ボランティアセンターへ申し込みをしない限り、市や市社会福祉協議会が住宅を訪問したり、連絡したりすることもないとしています。
正規の支援では、申し込みを受けた後にセンターから電話連絡を行い、その上で現地調査を実施する流れとなっています。
■ 本物の支援者なのか判断に迷った場合は自治体などに相談
今回確認されている八千代市と千葉市の事案は手口が異なり、現時点で両者に関連があることを示す情報はありません。
一方で共通しているのは、「災害ボランティア」や「ボランティアセンター」といった、被災者を支援する立場を装って接触している点です。
災害後は住宅の片付けや修繕などで、多くの人が被災地域を出入りします。本物の支援者なのか判断に迷った場合には、その場で対応せず、自治体や社会福祉協議会、災害ボランティアセンターなどの公式な窓口を通じて確認することが大切です。
<参考・引用>
八千代市「災害ボランティアを装った不審者が発生しています」(8月21日更新)
八千代市社会福祉協議会・ボランティア市民活動推進センター公式X(@yachiyoshakyoVC)
千葉市「千葉市災害ボランティアセンターについて」(8月28日更新)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026090101.html