山梨県中央市で広がる新しい暮らし。観光農園を運営しながら感じる田舎の魅力【地方移住者ストーリーvol.3(山梨県中央市)】
都会の喧騒を離れ、美しい自然に囲まれながら、趣味や住まい、大切な人との時間の充実にこだわった田舎暮らしをスタートする人が増えています。本連載では、都会から地方へ移住し、Instagramで移住後の田舎暮らしを発信している方々に、移住のきっかけや移住後のリアルな暮らしについてインタビュー。第3回は、東京都から山梨県中央市に移住し、古民家に暮らしながら農園を営む渡辺礼実さんにお話を伺いました。
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【渡辺礼実さん(観光農園ベーストヨトミ)】
2022年に東京都から山梨県中央市に移住。IT業界を離れて新規就農し、築110年の長屋を住居にしながら観光農園を夫と共に運営しています。Instasram(@yuki_vege_toyotomi ) では、運営している農園の様子のほか、農泊ができる古民家宿開業に向け、クラウドファンディングに挑戦する様子を発信しています。
Instasram @yuki_vege_toyotomi
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山梨県中央市で、季節を感じながら地産地消の生活を楽しむ
――渡辺さんはご結婚をきっかけに中央市へ移住されたんですよね。
「はい。移住前は東京に住んでいて、IT業界で働いていました。結婚を機に、山梨県中央市に移住して、夫が開業した観光農園を一緒に運営することを決めました。現在は移住してきて2年になります 」
――IT業界から農業と、真逆の世界へ飛び込まれたのですね。実際に移住してみて良かったと感じることは何ですか。
「周りを自然に囲まれていて、季節を感じながら生活することができることです。それに、地産地消で美味しいものが多いですね」
――新鮮で美味しい地元のものをいただけるのは田舎暮らしの魅力ですよね。逆に、移住してみて想定外だったことや、困っていることがあれば教えてください。
「東京と違って車社会なので、慣れない車の運転に困ったことはありますが、それ以外は、特に悪かったと思うことはありませんでした」
―― 山梨県中央市の渡辺さんの一番お気に入りポイントを教えてください。
「畑から見える景色が好きです。甲府盆地の奥に、八ヶ岳や北岳などの山々が綺麗に見えるんですよ」
―― 渡辺さんは築110年の長屋をリノベーションして住まわれているのですよね。
「はい。大正時代に建てられたという築110年の長屋をリノベーションして住んでいます。古民家ならではの立派な梁や柱がとてもかっこよくて。そのまま活かしてもらいました」
「壁は漆喰です。昔からの雰囲気を残すために漆喰を塗り直してもらいました 」
「元々の建具をできるだけ残しています。 解体時に状態が良好だった建具はそのまま残して、新しい場所に再利用しました」
―― 木材や建具から歴史と風情が感じられてとても素敵ですね!
―― 渡辺さんの暮らしのこだわりを教えてください。
「なんといっても食事です。農業をしているので、毎日自分たちの作った野菜を食べて、出来具合を確かめています」
―― 渡辺さんのInstagramを見ると、カラフルな野菜の写真がたくさん投稿されていますよね。見たことのない野菜もあって、食べてみたくなります!
「あとは散歩ですね。畑の様子をみたり、周辺の景色を楽しみながらよく散歩をします。農業は体力が必要な仕事だと思っているので、体力維持のためにもできるだけ歩くようにしています 」
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―― 休日はどのように過ごされていますか。
「温泉にいくことが多いですね。山梨や隣接県には温泉がたくさんあるので、温泉巡りが楽しいんですよ」
―― 最後に、地方移住や田舎暮らしを考えている方へ、メッセージをお願いします!
「一歩踏み出すのは勇気がいることですが、心配していることも案外なんとかなることが多い気がします。新たな挑戦を楽しんでください!」
写真提供:観光農園ベーストヨトミ 渡辺礼実さん(@yuki_vege_toyotomi )