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砂浜での投げキス釣りで2日合計105匹キャッチ【三重】いよいよ本格シーズンへ

TSURINEWS

町屋海岸でキャッチしたシロギス(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

6月中旬、三重県津市の町屋海岸でキス釣りに挑戦。例年に比べ釣果が思わしくないと聞きながらも、当日は好調な釣果を期待して早朝から釣行開始。フロートタイプのオモリと感度重視の半遊動テンビンを使用し、広範囲に探りながらキスを狙った。

サーフで投げキス釣り

三重県の伊勢湾寄りのサーフのキスは、釣果が思わしくないという話を聞いた。私が釣行した5月中ごろは釣果が上向きだったが、6月に入ると例年を下回っているらしい。

6月14日、津市の町屋海岸へ釣行した。現地には午前5時30分ごろに到着。風力発電機の方が良いそうなので、通称一本松近くでサオを出すことにした。

6月に入るとキスが増えるので、今回のハリ数は12本。オモリは海底の形状を感じやすく引きやすいフロートタイプを選択。テンビンは感度重視で半遊動タイプを使用する。

町屋海岸のポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

ポイント遠く群れも少なめ

第1投は4・5色(1色は25m)近辺にキャスト。着水を確認後、イトふけを取って探り始めるがアタリが出ない。しばく探った所でやっと出たが、アタリは小さく追い食いする様子もない。2色残して回収するとピンギス2匹、小型のメゴチとハゼが掛かっていた。

第2投は5色半へ投入。半色探った所で少し強いアタリが伝わってきた。キスのアタリは独特なのですぐに分かる。3色残して回収すると良型を含めてキス2連。メゴチとハゼも付いてくる。

遠投で良型が釣れるという情報もあるので、3投目は6色出し切り近辺に投入。すぐにアタリがあり、4色残して回収するとキスが3匹掛かってきた。追い食いしてくる感じが少なく、昨年と比べると連で掛かるキスの数が少なく感じる。

潮止まりが近づくとキスのアタリが減り、ハゼとメゴチが掛かるようになった。釣り座を変えて様子を見たが期待できないので、香良洲海岸へ移動することにした。

町屋海岸で良型3連(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

香良洲海岸へポイント移動

香良洲海岸に到着、アマモが少ない南側に駐車した。平日とはいえ時間的に数人いると思っていたが、砂浜は独り占めだ。東からの風が強くなっているので、距離に影響しそうだ。

香良洲海岸のポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

第1投は5色半ほどへ投入。探りを開始してしばらくするとアタリが伝わり、キスはいるようだ。探り続けると小さなアタリが出たが続かないので回収すると、キスが2匹掛かってきた。こちらもメゴチとハゼがいる。

2投目は6色出し切りまでキャスト。探り始めるとすぐにアタリが出た。ポイントは遠いようだ。連掛けを狙って2色まで探ったが、4色から手前はアタリが出ない。回収するとキス3連。キスの範囲を絞るため左右に投げて前後で距離確認すると、この日は右寄りの遠投が良かった。

香良洲海岸では良型含む5連(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

最終釣果

午後2時ごろ、東からの風が強くなり海上は白波立ち始めたので、2時30分に納竿した。釣果は町屋海岸で20cmを頭に26匹、香良洲海岸では20cmを頭に32匹、合わせて58匹となった。今年は20cm級が多いが数は少ない。

12日の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

当日の釣況

今回の感じでは、海の濁りは若干あったが、キスの群れは小さく、活性が低く追い食いしてこなかった。例年この時期は束釣りできるくらい釣れているが、少し海の様子が違うのか。

最近釣り場へ行くとゴミが散乱していることがある。ゴミの種類から釣り師でないのは明らかだが、海で遊ぶ人のマナーの悪さが目立つ。気持ち良く遊べるよう自分の出したゴミは必ず持ち帰るようにしよう。

6月16日キス釣り釣行

6月16日、三重県津市の町屋海岸へ釣行した。潮は若潮、満潮は午後2時4分、干潮は午前7時54分。潮としてはかなり良くない潮回りだった。

現地には午前5時半ごろに到着した。護岸から海岸を見渡すと、ルアーマンとキス釣り師が多いようだ。風車前が空いていたので、そこでサオを出すことにした。海は少し濁りがあるが釣りには影響なさそうだ。

追い食い少なく外道のメゴチ、ハゼ元気

第1投は5色半へ投入。キスのポイントが分からないのでゆっくり探り続けると、小さいキスのアタリが出た。追加を狙うとアタリは出たが、やはり小さい。2色残しまで探ったがアタリはなく、上がってきたのは小型のキス2匹とメゴチとハゼだった。

第2投は6色半へ投入。探り続けると早いタイミングでアタリが出た。やはり遠いポイントの方が良さそうだ。4色残して回収すると、少しマシな型交じりが3連で掛かってきた。

その後は6色の中を丁寧に探っていたがメゴチとハゼしか掛からなくなったので、車に戻る方向へ少し移動した。

6色出し切りまでキャストすると、すぐにアタリが出た。大きくはないがアタリが出るとうれしいものだ。この場所も手前は釣れていないので4色残して回収すると、キスが4匹掛かってきた。

例年なら今の時期は遠投を必要としないが、今年は海の様子が違う。4色より手前も時々探ってみたが、ピンギス主体で時々掛かる程度だった。

16日も町屋海岸へ(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

最終釣果

何回かは7色出し切り近くまでキャストしたがアタリはなく、6色の中でアタることが多かった。午後2時前に納竿、釣果は18cmを頭に47匹となり、この時期としては物足りない結果だった。

釣果は47匹(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

当日の釣況

キスの活性は少し低い気がする。群れが小さいためエサを争って捕食する状況にないと思うが、今回2本のハリをくわえるキスはいなかった。

梅雨入りが遅れた影響も考えられるので、今後群れが大きくなることを期待したい。時合いのような状態で群れに当たることもあるので、しばらくは足で稼ぎたい。

今回のタックルは、サオ・D社サンダウナー405-35号、リール・S社キススペシャル、ミチイトPEライン0.5号、半遊動テンビン25~27号、砂ズリ1.5号、ハリG社競技キスSP5号10本、ハリス0.8号。エサはイシゴカイを使用した。

当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

<週刊つりニュース中部版APC・横山准司/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年7月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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