怖い病気を引き起こす?!ドロドロ血液になる4つの大きな原因とは?【図解 血管・血液の話】
怖い病気を引き起こす、ドロドロ血液になる4大原因【図解 血管・血液の話】
4つの原因を排除すれば血液サラサラに
血管を老化させるもう1つの要因は、「ドロドロの血液」。血液がドロドロになる原因は色々ありますが、なかでも影響が大きいのが「糖」「中性脂肪」「ストレス」「歯周病菌」の4つです。
まず、「糖」は体を動かすエネルギー源となる栄養素で、生命活動に欠かせないものです。しかしとりすぎは禁物。血液がネバネバになって流れが悪くなり、血管を詰まらせることも。慢性的に血中の糖が多い状態だと、糖尿病へと発展します。
「中性脂肪」は、糖が不足したときの代替燃料として使われるほか、体温を保ったり、内臓を正しい位置に固定したりといった重要な役割を果たします。ただし増えすぎると、使われなかった中性脂肪が体脂肪となって内臓や皮下に蓄積し、血液中に溶け出すことで血液を汚してしまいます。
また、「ストレス」も血液にダメージを与えます。その影響は思いのほか大きく、強いストレスは血液を瞬間的にネバつかせ、流れを悪くします。
さらに近年の研究では血液を介した「歯周病菌」の影響も指摘されています。歯茎から血液に入り込んで全身を巡り、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞の原因になることが明らかになってきました。
以上のような原因で血液は汚れてドロドロになりますが、ひと口にドロドロといっても4つの原因によって汚れ方はさまざまです。次からは、原因別に血液の状態を見ていきましょう。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』