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仁左衛門・玉三郎が競演し、チケット争奪戦となった『桜姫東文章』 2022年春にシネマ歌舞伎化が決定

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『桜姫東文章』(昭和57年2月南座公演に向けてのもの)

歌舞伎の舞台を多彩なカメラワークで撮影し、高画質映像と5.1CHサラウンドの音響で楽しむシネマ歌舞伎。この度、最新作『桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)』を上の巻・下の巻の2部作として2022年春に公開することが決定した。

本作は今年4・6月に上演された歌舞伎座公演を撮影。かつて、“孝玉コンビ”と呼ばれ一大ブームを巻き起こし、今なお絶大な人気を誇る片岡仁左衛門と坂東玉三郎が、ファン待望の演目で36年ぶりに共演し大きな話題となった。

奇才・鶴屋南北による、『東海道四谷怪談』に並ぶ人気作である『桜姫東文章』は、南北ならではの退廃的な美が溢れる傑作。運命に翻弄されながら流転の人生を歩む桜姫と、因果の糸に執着して身を滅ぼしていく清玄、悪の魅力を放つ権助を中心に、始終目の離せない展開が繰り広げられる。その奇想天外で斬新な物語は、現代のクリエイターたちのインスピレーションとなり、今も様々な演劇、映画、漫画等の題材に取り上げられている。

権助と清玄をそれぞれ別の俳優が演じることもある中、今回は桜姫を玉三郎、権助と清玄の二役を仁左衛門が演じるという、36年前の共演時と同じ配役が実現。公演が発表された瞬間からSNSでは「ずっと観たいと思ってた作品!」「夢か!」といった歓喜の声が溢れ、両月ともにチケットは即日完売となった話題作でもある。

歌舞伎ファンならずとも必見の本作は、今回、シネマ歌舞伎ならではのカットや編集を盛り込みドラマティックな映像作品となって、2022年春にスクリーンによみがえる。

【物語】
僧・清玄は、稚児の白菊丸と道ならぬ恋の果て心中をするが、一人生き残ってしまう。それから17年後、高僧となった清玄は桜姫と出会う。この桜姫は白菊丸の生まれ変わりなのか……。一方、御家没落のため出家を心に決めた桜姫は、かつて暗闇の中自分を犯した男の子どもを秘かに産み落とし、今でも一夜の甘美な思い出として、その肌が忘れられずにいた。ある日、腕に鐘の刺青のある男、釣鐘権助とめぐり逢う。権助こそ、桜姫の思う相手。再び権助に身を委ねる桜姫。しかしその密会が明るみになると、清玄が濡れ衣を着せられ……。

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