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【福岡・路地裏の名店】素材の味を最大限に。旬を丸ごと贅沢に味わう野菜の鉄板焼き

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「お野菜と私 大名みどり」の焼き野菜

肉でもなく魚でもなく、なんだか無性に、たっぷりと野菜が食べたい! 定期的に訪れる「野菜が食べたい」衝動に応えてくれるお店が、昨年末、大名に誕生しました。それが「お野菜と私 大名みどり」です

大名みどり」があるのは赤坂駅から歩いて5分ほど、人気の中華料理店「凛丹 toiet(トワエ)」や「麺処 極み 大名店」と同じ、レンガ調のビルの2階。厨房を囲むL字型のカウンター席のほか、グループでくつろげるテーブル席がゆったり配置された店内は、ドライフラワーが飾られておしゃれなカフェのような雰囲気です。カウンターには新玉ねぎ、アスパラガス、スナップエンドウのほか、農家直送の白ナスの姿が。普段利用するスーパーではなかなか見かけないビッグサイズの野菜に、早くも期待が膨らみます。

おすすめしてもらったほんのり甘い「バナナハイボール」(700円)に、突き出しとしていただいた長野県の伝統野菜「くらかけ豆」をつまみながら、メニュー表を吟味。まずは名物メニュー「焼き野菜」をオーダーします。

ずっしり重みがある「新玉ねぎ」(600円)に添えられているのは、オニオンソルトと京都で有名な原了郭(はらりょうかく)の黒七味。一口目は何もつけずにそのままいただくと、みずみずしさと優しい甘さが口いっぱいに広がります。続いて黒七味をちょこっと付けていただけば、爽やかな香りとピリッとした辛味が相性抜群。パンチが効いたオニオンソルトも、また雰囲気を変えてくれます。
「アスパラガス」(700円)はスクランブルエッグが添えられた春らしい色彩の一皿。穂先はシャキッと歯応えが残り、野菜らしいほのかな苦味がたまりません。一方、根本は一口噛んだ瞬間、じゅわっとまるで果物のようなジューシーさ! 野菜と侮るなかれ。深みのある旨味は、食べ応えがあってメイン級の美味しさです。

「野菜は旬のものを」とのこだわりから、焼き野菜の内容は時期によって異なりますが、常時6種類が用意されています。野菜のセレクトは野菜ソムリエと一緒に行い、食べ方もひと工夫。エスニック風に仕上げた水菜、マーボーソースを添えたタケノコなど、一味違った味が楽しめます。

野菜愛に溢れるメニューを提供してくれるのは、店主の柴口学さん。これまでにも野菜料理に触れる機会が多かったのかと尋ねてみると、意外にも以前勤めていたのは焼肉店でした。しかし、京都で焼き野菜居酒屋などを展開する「五十家グループ」の居酒屋に出会い、焼き野菜の魅力にハマることに。お客の前で調理し提供する臨場感あるお店を自身でもオープンしたいと思うようになったそうです。「お客さんとコミュニケーションを取りながら食事を楽しんでもらえるアットホームなお店にしたかったんです」とカウンターを中心とした店づくりを目指したといいます。また、野菜メインのお店を開くにあたって、複数の農園でボランティアを行い農作業を経験。さらに客として通っていた「五十家グループ」で料理のノウハウを学んで、福岡で店をオープンさせました。

そんな柴口さんが、「五十家グループ」での経験を生かして提供している料理の一つが「鉄板豆乳だし巻き」(M600円/L800円)です。豆乳を加えることでまろやかに仕上がっており、手作りの醤油麹を乗せていただきます。醤油麹のしっかりした香りと旨味が、玉子の優しい甘さを引き立てお酒も進む逸品です。

「牛ハラミステーキ〜おろし玉ねぎソース〜」(1980円)は、色とりどりの野菜がたっぷりと添えられています。シャキッとした歯応えが残る粗みじんの玉ねぎがアクセントに。レアに焼き上げたハラミはしっとり柔らかで、女性人気が高いメニューなのだそう。

ドリンクも豊富で、自家製サワーは季節ごとにさまざまなフルーツシロップが登場し、ソフトドリンクでも楽しめます。また店主の出身地である奈良のクラフトビールもあるので、次回はぜひ試してみたい!
旬の野菜を丸ごといただき、その魅力を再発見させてくれた「大名みどり」。次に行くときはどんな野菜が味わえるのか、今から楽しみです。

お野菜と私 大名みどり
福岡市中央区大名1-6-13 Barbizon95 2F
092-982-2029

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