「大井ふ頭中央海浜公園」でのハゼ釣りでツ抜け【東京】イソメが当たりエサ?
神奈川方面からアクセスのよい湾奥のハゼ釣り場・京浜運河(大井ふ頭中央海浜公園)でハゼ調査をしてきました。結果は今年も好調を維持! 当日の釣行をレポートします。
京浜運河でのハゼ釣り
大井ふ頭中央海浜公園、東海ふ頭公園、見晴らしばし公園等々。京浜運河にはハゼ釣りの好ポイントが点在しているのですが、中でも「魚影が濃い」「ポイントに入りやすい」「駅近」と三拍子そろっているポイントは大井ふ頭中央海浜公園。
更にその「三拍子」がいずれも牛肉で例えるならA5ランクであるポイントが「しおじ磯」。初めてハゼ釣り目的で京浜運河に行くなら、迷わずしおじ磯に行くことをおススメします。
ただし、そんなハゼ釣りA5ランクのポイントであっても注意する点がいくつかあります。
足元に要注意
ポイントは遊歩道からすぐ入った所なのですが、「しおじ磯」というだけあって大きい岩がゴロゴロしているため、足場がやや悪い。小さな子供を連れて行くと、大抵アスレチックに連れて行ったかのようにはしゃぐので、それはそれで親としては喜ばしいことなのですが、逆に言えば同時に「危険と隣り合わせ」であることも意味します。特に潮が引いている時間帯は、水際の岩は濡れていて滑りやすくなっているので、大人であっても細心の注意が必要。
根掛りが多い
岩がゴロゴロしている、ということで根掛りが多いポイントでもあります。ハゼは底にへばりついている魚なので、しっかり数を重ねるには、根掛りは避けては通れません。というわけで、予備のハリスは多めに持っていきましょう。
潮の影響を大きく受ける
ポイントは海、狙いの魚種は根魚。当然、潮が動いていないと魚(ハゼ)はエサを食ってくれません。潮の流れる時間帯を狙って出かけるように。A5ではなく、A4に訂正させてください(汗)
朝6時に到着
3Lクーラーボックスとコンパクトロッド、道具、そして釣りへの情熱? を詰め込んだリュックサックを背負い、大井競馬場前駅から歩くこと5分、この日の目的地である大井ふ頭中央海浜公園・しおじ磯に到着。釣り場は朝6時という早朝にもかかわらず、ハゼ狙いの釣り人で賑わっていました。
この日の上げ止まり(潮が止まる時間)は10時。また、公園内に立つ背の高い木々が、釣り場に木陰をもたらしてくれる時間は9時頃まで。勝負は9時、粘ってもせいぜい9時半までと決め、準備を開始します。
ハゼがポツポツヒット
準備を終え、釣り糸を垂らす。早朝にもかかわらずたくさんの釣り人がいたことから入れ食いはほぼ決まり! と密かな希望を抱いていたのですが……実際は、アタリは思ったほど多くはありません。しかし周りをキョロキョロ見渡すと、みなさんコンスタントにマハゼを釣りあげています。対して、筆者の釣果はポツポツの半分かそれ以下のペース。それでも粘って3.6mの竿で丁寧に広範囲を探る。
「何かがおかしい」と認識しつつ、しかし打開策は見つからず。深め、浅め、砂地、岩の隙間。誘いを入れたり、ステイを長めにとったり。色々と手を打つも、無情にも潮止まりの時間が近づき、アタリはポツポツすらなくなってしまう。更には夏の日差しも背後にそびえる背の高い木々を乗り越えてきたことから、ここで納竿を決断。頭の中は「?」で溢れてしまいました。
最終結果
8~10cmのマハゼ10匹。帰り際、筆者の3倍以上のペースで数を重ねていた方に状況を伺った所「イソメがいいよ」とのこと。
7月のデキハゼシーズンは、ホタテもイソメも食いはかわらないどころか、むしろホタテの方が良い、と信じて疑わなかったのですが……勿論、腕の差もあったと思うのですが、「エサはホタテだけではなくイソメ等の虫エサも持ち込むべき」という教訓。「固定観念にとらわれてはいけない」ということを改めて学びました。
釣り場ルールを守ろう
近年、多くの釣り場が「釣り禁止」「立ち入り禁止」という事態になってしまっています。釣りをこよなく愛する筆者としては、これはとても悲しい現実だと思いつつ、同時に危険な場面も幾度か目撃したことから「安全のためには仕方ない」とも思いつつ。というわけで、こういった「頭ごなしに禁止」ではない、釣り人の目線をしっかり取り入れてくれたルールは大賛成! 確かにオーバースローやサイドスローの投げ釣りを禁止にするだけで多くの危険が回避できますよね。
大井ふ頭中央海浜公園でハゼ釣りを楽しむ際は、ハリスは多め、エサは数種類持ち込むことをおススメしますが、タックルは潔く1種類! 勿論、のべ竿を持ってお出かけください。尚、小さな子供を連れて行く場合は、絆創膏もお忘れなく!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>