マッチングアプリで知り合った「女性」から投資話 144万円詐欺被害
赤穂署は9月24日、赤穂市内の30代会社員男性がSNSを通じて知り合った「女性」から投資を勧められ、約144万円の詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると、男性は今年8月にマッチングアプリで「女性」を自称する人物と知り合った。LINEでメッセージのやり取りをするうちに「失敗はさせないから」などと投資話を持ちかけられ、9月12日から15日までの間に4回にわたり相手から指定された仲介業者に計144万円相当の暗号資産を送金。21日に金を引き出そうと相手に連絡したところ、「税金がかかる」として、さらに送金を求められたため、不審に感じて警察に相談したという。
男性は相手に一度も会ったことはなく被害に遭った。SNSやマッチングアプリなどを通じて出会った者に恋愛感情や親近感を抱かせながら投資に誘導し、投資金や手数料などの名目で金銭等をだまし取る手口は「SNS型ロマンス詐欺」と呼ばれ、警察が注意を呼び掛けている。