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安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』、2026年秋にNYでミュージカル化

タイムアウト東京

安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』、2026年秋にNYでミュージカル化

2026年秋、安野モヨコによるマンガ作品『鼻下長紳士回顧録』が、ニューヨークで長期のオフ・ブロードウェイ公演される。 演出・振付は、トニー賞受賞演出家・振付家で、『アナと雪の女王』などでも知られるロブ・アシュフォード。作詞・作曲は、日本でもファンの多い『春のめざめ』でトニー賞を受賞したダンカン・シーク。さらに脚本は、日本生まれで、現在『クレイジー・リッチ』ミュージカル版脚本も手がける新進気鋭の劇作家リア・ナナコ・ウィンクラーが担当する。

安野モヨコ「鼻下長紳士回顧録」

オフ・ブロードウェイ公演とは、座席数や興行規模の基準によりブロードウェイと区分されるニューヨークの商業演劇カテゴリーのこと。多くの作品がオフ・ブロードウェイでの上演を経てブロードウェイへ進む。日本のマンガ原作の英語オリジナルミュージカル作品としては異例となる数カ月規模の長期オフ・ブロードウェイ公演を予定しており、。日本マンガ作品の舞台化プロジェクトとしては歴史的快挙となる。

劇場にも注目したい。2011年から画期的なイマーシブ劇として世界を席巻した『スリープ・ノーモア』が14年間ロングラン上演を行ってきた建物だ。19世紀の歴史的建造物と現代アートが融合した、観光客にも人気のエリアニューヨーク・チェルシー地区にある同劇場を改装。『鼻下長紳士回顧録』専用にリノベーションし、上演される。

安野モヨコは、上演に寄せて以下のようにコメントを寄せた。「鼻下長紳士回顧録は、人間の欲望や孤独、そして、自分らしく生きることの美しさを描きたいと思って描いた作品です。 人の欲望には、その人だけの痛みや願いが宿っている。 私はずっと、そういう『簡単には言葉にできないもの』に惹かれ、描いてきました。 そんな、とても個人的な衝動から始まった、この作品。 描いていた当時は、まさか海を渡り、ニューヨークでミュージカルになるなんて、想像もしていませんでした。自分の中から生まれたとても個人的なものが、たくさんの方々の力によって、国や言葉、表現の形を越えて広がっていくことを、とても不思議で幸せに感じていますし、国 も文化も違っても、「自分らしく生きたい」と願う気持ちは変わらないのかもしれません。素晴らしいクリエーターのみなさんによって、『鼻下長紳士回顧録』の世界がどのように立ち上がり、新しい観客のみなさんに届いていくのか、私自身とても楽しみにしています」。

2020年から始まった同作のブロードウェイ・ミュージカル化を目指すプロジェクトは、世界最高峰クリエーターたちを迎え、大きなステップを登った。最終目標であるブロードウェイ上演に辿り着けるのか、今後の続報に期待したい。

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