【松山市・TRUNK SHOW KOICHI(トランクショーコイチ)】謎の古民家で、記憶が蘇るヴィンテージ雑貨と出合う
松山市針田町、近所の人しか通らないような静かな住宅街の一角に佇む古民家。営業時以外は人の家にしか見えないこの一軒は、隔週の日曜と月曜だけ開くヴィンテージ雑貨店だ。
営業日になると看板がひっそりと出され、入口が開放される。知人のクチコミ、SNSで発見して訪れる人がほとんど。
靴を脱いで店内へ進むと、古民家の空間いっぱいにヴィンテージ雑貨が並ぶ。思わず見入ってしまうオブジェや花器、イス、ファニチャーのほか、一部古着も扱っている。
外観からは謎が満載だが、店主が明るく迎えてくれるので安心して訪れて。店主は関西出身で、元々アパレルの仕事に携わっており、ヴィンテージ雑貨は以前からの趣味のひとつだったそう。「関西で古民家を借りていた頃、ディスプレイを楽しむのが好きで、蚤の市を回ったり、アメリカ旅でフリマを巡ったりしてヴィンテージ雑貨を集めていました」。置き場がないほどモノが集まったこともあり、植物屋やセレクトショップ、飲食店などでポップアップストアとして各地で出店。その巡業地の蚤の市や古道具店を調べてはさらに収集を重ねていった。針田町の店舗はストックルームとして使っていた場所で2023年から続く。百姓という職業柄多数の仕事をこなすため、営業日が少なくなっている。
ドイツ製のヴィンテージ陶器のファットラバー。
鮮やかで形も個性豊かな花器。どうやって花を飾ろうかと想像するのも楽しい。
実用的にも使えるカゴや食器。
床の間に。古民家を生かしたディスプレイも見どころだ。自宅や店舗の空間を伝えて、店主のディスプレイのアイデアを取り入れるのもおすすめ。
店主のセレクト基準は、クリエイティブを感じられること、そして直感的に「おもしろい」「かっこいい」と思える心動かされた感性を大切にしている。必ずしも暮らしの道具として使えるものばかりではないが、日常の中に小さな非日常をもたらしてくれる存在だ。「味が濃いめ」の個性豊かなアイテムが空間を彩る。
訪れた人からは、「おばあちゃんの家で見たことがある」「昔こういうのを持っていた」という声も多い。バブル時代の海外旅行ブームの頃、現地のスーベニアショップで買われた土産品が、巡り巡ってここに並んでいるのかもしれない。民芸品も多く、世界各国の細やかな手仕事やセンスに、当時は気づかなかった味や発見がある。海外の土産品と思いきや実は日本製、というものに出合えるのも楽しいところだ。
ちなみに最近、店主が特に力を入れて集めたいと思っているのは、写真立てや額縁。「デジタルの時代だからこそ、写真を撮ってプリントして、好きな額に飾るというアナログの良さがあると思うんです。それに、自分が子どものころに日常的に見ていた写真って、記憶に強く残っていたりしますよね」。
時を経ても記憶の隅に残る、ちょっとしたとっておき。そんな宝物を、探しに訪れてみて。
支払いはPayPayまたは現金のみ。お店のオープン日はインスタグラムをチェック!
TRUNK SHOW KOICHI(トランクショーコイチ)
住所
松山市針田町83-1
TEL
なし
営業時間
隔週日・月曜13時~19時
定休日
不定休
駐車場
2台
Instagram
https://www.instagram.com/trunkshow_koichi/?hl=ja
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