親子で楽しめる!「猫の日」に読みたい、かわいいネコ・かっこいい猫・いろんな「ねこ好き必見」の名作絵本・童話・小説【10選】
2月22日は「猫の日」。この日にちなんで「猫の本」を厳選して紹介。ロングセラーの名作絵本から、童話・小説など、子どもからおとなまで楽しめ、ネコの魅力を堪能できる作品10選。
【画像】かわいい猫がいっぱい「猫の本」特集猫に関する記念日は、イギリスやイタリアなど世界各国で制定されていますが、日本では猫の鳴き声「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで2月22日が「猫の日」とされています。
そこで、「猫の日」にちなんでぜひ読みたい、子どもから大人まで楽しめる「猫の本」を厳選してご紹介。ロングセラーの名作絵本から、童話・小説など、ネコの魅力を堪能できる作品ばかりです。
ねこの絵本
新装版 ねこの絵本(いもとようこ:作)
最初にご紹介するのは、その名もズバリ「ねこの絵本」。
かわいくてたまらない猫のポーズがいっぱいで、表情たっぷりのこねこたちが、じゃれたり、あまえたり、寝ころがったり。
絵本作家・いもとようこさんが猫への愛情をこめて描いた、子どもも大人も、猫好き必見の一冊。
1985年度ボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞の名作絵本です。
ひげが ながすぎる ねこ
ひげが ながすぎる ねこ(北澤平祐:作)
ヒゲが長すぎる猫「みゃあ」が主人公のおはなし。
「きみは しらないと おもうけれど、ひげが ながすぎるって たいへんな ことなんだ」と語るみゃあ。
しかし、不平だらけのみゃあの毎日にひそんでいたのは「小さなしあわせ」でした。
ぜひあなたも、かわいいみゃあのひとりごとを、聞いてあげてくださいね。
100万回生きたねこ
100万回生きたねこ(佐野洋子:作・絵)
「100万年も しなない ねこが いました。100万回も しんで,100万回も 生きたのです。」という印象的なフレーズで始まる、佐野洋子の名作絵本。
100万の人々にかわいがられ、100万の人々にその死を嘆かれても、とらねこ自身は、1回も泣いたことがありませんでした。しかし、ある出会いがとらねこを大きく変え……。
物語に触れるたび、様々な印象を与えてくれる、りっぱなとらねこのふしぎな物語。子どもから大人まで広い世代におすすめでき、ギフトにもぴったりの絵本です。
おにゃんこタクシー
おにゃんこタクシー(はっとりひろき:作)
ねこのタクシー運転手・ねこすけさんが運転する「おにゃんこタクシー」。狭いところ、高いところ、水の中(はちょっと苦手だけれど)、どんなところもおまかせください!
変幻自在、さまざまな技を繰り出しながら、街のカエルさん、とりさんなどなど、さまざまなお客さんを送り届けます。
講談社絵本新人賞受賞作家・はっとりひろきさんがおくる、猫好きにはたまらない猫キャラ絵本。各ページに散りばめられた遊び心あふれる「しかけ」も必見です。
ねこです。
ねこです。(北村裕花:作)
「毛糸玉」に見えるかたまりや、「ふわふわしたおふとん」のようなかたまり。
「ねこですか?」ページをめくると……「ねこです。」
心地よいことばのリズムと、迫力いっぱいのねこの絵が、なんとも楽しい猫の絵本。
想像力をひろげて、ふわふわの猫の姿を楽しんでください。読み聞かせにもおすすめです。
江戸日本 ねこづくし 旅するさがしもの絵本
江戸日本 ねこづくし 旅するさがしもの絵本(吉田愛:作 エミリ・バリストレーリ:訳)
2000匹を超えるねこと旅して、江戸時代の日本の伝統や文化がわくわく学べる、おしゃれなさがしもの絵本です。
文章は「英文並記」になっており、子どもから大人まで、日本に興味のある世界中の読者が楽しめ、海外の方へ説明する時にも役立ちます。
京都、大坂など12の場所を12か月かけて巡り、金の招きねこや忍者ねこたちを見つけてみましょう!
ねこの町のリリアのパン
たべもののおはなし パン ねこの町のリリアのパン(小手鞠るい:作くまあやこ:絵)
ふたごの猫のきょうだいレオとルルは犬のジョンソンさんと遊ぶのが大好き。でも今日はなんだかジョンソンさんの元気がありません。
その夜ジョンソンさんが眠れずにいると窓をコツコツとたたくような音が聞こえてきました。起きてみると、ドアの下から一枚の招待状が……。
悲しみに沈む老犬にさしのべられる猫のリリアさんの優しさとは? そして、そんなジョンソンさんがおこした行動とは?
作家・小手鞠るいの文章に寄り添う、画家・くまあやこの心温まるイラスト。優しく深い、慈愛に満ちた物語です。
ねこもおでかけ
ねこもおでかけ(朽木祥:作 高橋和枝:絵)
うちのかわいいねこは、家の外でいったい何をしているの?
小学生の男の子、信ちゃんが公園で捨てねこを拾い、保護して、育てる。ねこの秘密を探っていくまでの1年間を描く、子ねこのドキドキ成長物語。
小学3年生の国語教科書(光村図書)に掲載された「もうすぐ雨に」(朽木祥:作)の主人公の少年と、飼いねこのトラノスケが登場する物語です。
巻末には、猫大好き作家&画家の「ねことなかよくなる」スペシャルガイド付き。
目の見えない子ねこ、どろっぷ
目の見えない子ねこ、どろっぷ(沢田俊子:文 田中六大:絵)
ある日、ガレージに迷い込んできた子猫。しっぽを追いかけてくるくる回っているその猫は、病気で目が見えなくなっていたのでした……。
実話をもとにした感動のストーリー。小学生の少女・つぐみと、「どろっぷ」と名付けられた子猫の絆を描きます。
命の危機もある大手術をのりこえ、つぐみの家の猫になったどろっぷ。どろっぷに寄り添い、家の様子を教えたのは、おじいちゃん猫のメイでした。3匹の猫とかかわりながらたくましく生きるどろっぷの姿と、つぐみの成長を描いた物語。
吾輩は猫である(新装版)
吾輩は猫である(上)(新装版)(夏目漱石:作 佐野洋子:絵)
吾輩は猫である(下)(新装版)(夏目漱石:作 佐野洋子:絵)
夏目漱石の名作「吾輩は猫である」に、佐野洋子のイラストを添えた新装版。
すべての漢字にルビ(ふりがな)がついているので、小学校高学年から読むことができます。
中学の英語教師「苦沙弥(くしゃみ)先生」の家で飼われることになった猫が主人公で、苦沙弥先生の家族や友人を猫目線であれこれ観察する……というあらすじは知っていても、まだ読んだことがない大人読者にもおすすめです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「猫の日」に読みたい「猫の本」10選、あなたの読んでみたい作品は見つかりましたか?
猫を主人公にした絵本や、猫がモチーフの童話・小説はまだまだたくさんあります。ぜひお気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。