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ウクライナ避難民 料理通じ市民と交流 富士通が主催し文化学ぶ〈川崎市中原区〉

タウンニュース

講師を務めたとリリアさん(左)と参加者ら

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナからの避難民による料理体験教室が2月24日に中原市民館で行われた。避難民ら7人と企画した富士通(株)の関係者ら30人ほどが参加。家庭料理を通じて文化交流を図った。

ウクライナから避難してきたチャシカ・リリアさん(37)が講師となり、参加者に教えた料理は同国では日常的に食べられているボルシチと黒パンのサンドイッチ。伝統柄の衣装を着たリリアさんの丁寧な指導で調理を楽しみ、ウクライナに関するクイズなどで盛り上がった。初めてウクライナ料理を食したという参加者は「ビーツの赤みが見た目にもきれいで、優しい味わいだった」と話した。

主催者の一人、長島瑠美さん(39)は「人と人として向き合いながらウクライナのことを身近に感じられる機会がつくりたかった」と思いを口にした。リリアさんは「早く母国に帰りたいけど、料理をしていると寂しさも忘れられる」と笑顔を見せた。2年前に家族と横浜市に避難してきて、ウクライナのことをSNSなどで発信している。

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