【ライブレポート】乃紫、魅力的な歌声でファン魅了!「サムライソニック」で強烈な存在感を放つ!!<SAMURAI SONIC vol.6>
10月20日、音楽フェス「SAMURAI SONIC vol.6」(サムライソニック)が、千葉・幕張メッセにて開催されている。
「SAMURAI SONIC」は打ち鳴らせ、魂動(こどう)をコンセプトに、2021年11月に初開催され、今回で6回目を迎える。
このイベントに乃紫が出演。当記事では、乃紫のライブレポートをお届けする。
(以下ライブレポート)
曲を重ねるごと、深く深く乃紫の魅力に落ちていく。でも、それが嬉しい。
作詞・作曲・編曲・歌唱・アートワークの全てをセルフプロデュースし、表現している乃紫。荒々しい楽器隊の演奏へ呼ばれるように、乃紫が舞台へ登場。彼女は激しく駆ける演奏と気持ちをシンクロ。身体を揺らしながら歌えば、気持ちが騒ぐたびにステージを左に右へと移動。ときには、観客と一緒に飛び跳ね、感情の内側から沸き立つ痛々しい言葉の数々を『何者』に乗せて突きつけていた。
続く『ハニートラップ』では、最初から手にしたタオルをくるくる振り回し、クラップをしながら観客たちを煽りだす。ときに突き放すようにクールな、でも凛々しい声で、乃紫は観客たちを挑発。サビでは、ふたたび手にしたタオルを回し、この場に集まった人たちと感情のチューニングをあわせ、思いを共有しあっていた。会場中をくるくるまわるタオルや拳が埋めつくす様も素敵だ。
『先輩』で乃紫は、エレキギターを手に歌唱。ギターを力強くストロークしながらも、ときに腕を振り上げて煽る場面も。この曲でも、乃紫の攻めるような、存在感あふれる凛々しい声で歌唱。その声や歌詞に詰め込めた言葉の数々に刺激を受け,場内中の人たちが腕を振り上げて、舞台の上の彼女へ思いを返していた。
止まることなく演奏は、『ヘントウタイ』へ。この曲でも乃紫はギターを荒々しく掻き鳴らし、ときにファルセットぎみの歌声も巧みに織り交ぜながら、感情豊かな。でも、胸を揺さぶる言葉の数々を突き刺していった。彼女の歌う言葉のひと言ひと言を。そこに込めた思いをしっかり受け止めたい。そして、もっともっと心の中で咀嚼していたい。乃紫さん、そういうとこは嫌い‥ですか?!
短いMCを挟み,後半戦は『躍れる街』から。とても耳にねっとりと絡みつく歌声だ。むしろ、強烈な存在感を放っていると言ったほうがいいだろう。けっして声のトーンもパワーも大きいわけではない。むしろ、気持ちを吐露するように歌いかけるからこそ、彼女の歌う思いと心を絡ませあっていたい。1曲を通してはもちろんのこと、その瞬間瞬間に響かせる歌声や詰め込んだ言葉たちを、ずっと追いかけていたい。それくらい気にさせてくれるんだ、乃紫の歌声や楽曲は。
力強く躍動した『A8番出口』が飛びだすのにあわせ、場内中の人たちが熱く沸き上がる。拳を振り上げる人やクラップをし続ける人たちなど、それぞれに乃紫の歌に熱く魅了されながらも、パワフルな姿でせまる彼女の歌の行方をしっかりと追いかけていた。乃紫の歌い奏でるロックンロールは、最高に胸を熱く騒がせる。
ここに生まれた勢いをさらに膨らませるように、疾走/躍動する楽曲に乗せ、乃紫は暖かな歌声を魅力に『アフターオール』を歌唱。曲が進むごとに、ファルセットも交えた彼女の歌声がエモーショナルさを増してゆく。曲を重ねるごと、深く深く乃紫の魅力に落ちていく。でも、それが嬉しい。
「みんな美少女になれるよね」の声を合図に、最後に『全方向美少女』を歌唱。それまで弾いていたギターを置いて、彼女は少しでも観客たちの側で熱を感じようと、ステージの上を左に右へ移動しながら歌っていた。いい女の乃紫を見たくて、場内中の人たちも気持ちを前のめりに楽しんでいた。
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