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隠れ家みたいな店舗で本格的なハンバーガーが楽しめる「TRAP BURGER」。

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隠れ家みたいな店舗で本格的なハンバーガーが楽しめる「TRAP BURGER」。

松浜エリアに「TRAP BURGER(トラップバーガー)」という名のハンバーガーの専門店がオープンしました。オーナーの杉山さんからお話を聞くためにお店へお邪魔し、細い路地の奥にある小屋のような外観のドアを開けると、そこにはカラフルなダイナーが……。

TRAP BURGER

杉山 真志 Shinji Sugiyama

1980年新潟市北区生まれ。東京のハードロックカフェをはじめ、様々な飲食店で経験を積み、2024年に「TRAP BURGER」をオープンする。釣りや狩猟が趣味。

隠れ家のようなハンバーガー専門店の、秘密。

——細い道の奥にあって、まるで隠れ家みたいなお店ですね(笑)。外観もよく見ないとお店と気づきにくいような……。

杉山さん:大工の祖父が資材置き場として使っていた倉庫を、店舗にリノベーションしたんです。同じく大工の父や職人さん、俺の仲間に手伝ってもらって、倉庫に保管してあった材料や知り合いの店からもらってきたインテリアを使いながら店づくりをしました。みんなのおかげで完成した店舗ですよね。

——店内は外観から想像できないほどカラフルなダイナーですね。

杉山さん:本当は壁を全部真っ黒にしたかったんだけど、暗すぎるからネイビーに落ち着いたんですよ。

——杉山さんは以前から飲食業をやってきたんですか?

杉山さん:そうですね。フリーターをやりながら、いろんな飲食店で働いてきました。東京のハードロックカフェで働いていたときに、ハンバーガーをはじめとした肉料理を学んだんです。

——そうだったんですね。

杉山さん:15年前に新潟へ帰ってきてからも、いろんな飲食店で働きましたね。ホテルに入社したこともあるんですけど、タトゥーが入っていることがわかってクビになっちゃいました。隠してたわけじゃないんだけどね(笑)

——独立してお店をオープンしたのはどうしてだったんですか?

杉山さん:コロナ禍がはじまって飲食店の営業が厳しくなったこともあったので、飲食業を離れてトラック運転手に転職したんですよ。でも飲食業が忘れられず、祖父の倉庫をリノベーションしてハンバーガーの専門店をはじめることを思いついたんです。

——それにしても、この場所でお店を営業することに不安は感じませんでした?

杉山さん:繁華街のある中央区まで通うのは嫌だったから、できるだけ自宅の近くでやりたかったんですよ(笑)

「肉を食べている」と感じられるハンバーガー。

——ハンバーガー専門店を選んだのは、以前に調理を経験しているからですか?

杉山さん:ハンバーガー以外の料理も経験してきたんですけど、店をはじめるにあたって自分のやりたくないことを挙げていったら、ハンバーガーが残ったんです。

——まさかの消去法(笑)。どうしてハンバーガーが残ったんでしょうか?

杉山さん:お水やおしぼりをセルフサービスでお願いできるし、忙しいときは料理をカウンターまで取りに来てもらうこともできるんです。その分、人件費を浮かすことができて料金に還元できるんですよ。

——なるほど。では、ハンバーガーのこだわりを教えてください。

杉山さん:いちばん大事にしているのは、ちゃんと肉を食べていると感じられるハンバーガーをつくるということです。そのために、アメリカ産の美味しい牛肉をブロックで仕入れ、丁寧に下処理をした後に1cm角のダイス状にカットしてから整形しているんですよ。

——めちゃめちゃ丁寧につくっているんですね。オススメのハンバーガーは?

杉山さん:うちの店名を使っている「トラップバーガー」ですね。チーズバーガーにブリスケットを挟んだハンバーガーなんです。手間をかけている分それなりの値段になっていますけど、ぜひ食べていただきたい自信作ですね。2種類の違う肉を食べている感覚で楽しめると思います。

——どんなところに自信があるんでしょう?

杉山さん:牛の肩バラ肉を10時間燻製することで、筋や筋肉が柔らかくなるんですよ。仲間内でも大評判だったので、最初はブリスケットの専門店をはじめようと思っていたほどなんです。

——そこまでの自信作なんですね。ハンバーガー以外に、タコライスも気になりました。

杉山さん:パンじゃなくて、ご飯を食べたい人がいるかもしれないと思って用意しました。今まで働いてきたいろんな飲食店でつくってきて、どこでも好評だったメニューなんですよ。隠し味を盛り込んだスパイスをしっかり効かせた味になっています。

ダイニングで、人と人をつなぐ店。

——今後はどんなお店にしていきたいですか?

杉山さん:コンセプトにしているような「ダイニングで人と人をつなぐ店」にしていきたいですね。少しずつですが、そんな店になってきているという実感はあります。

——例えばどんなときにそう感じますか?

杉山さん:近所の人同士が楽しく飲んでいる姿を見たり、別々に飲んでいた人同士が実は同級生で再会したりしているのを見ると、店をはじめて良かったと感じますね。松浜って、あんまり人が来ないエリアのように感じるから、店をやることで少しでも来てくれる人を増やして、盛り上げていけたらいいなとも思っているんです。南浜で釣りをしたり、「海辺の森キャンプ場」で遊んだりした帰りに、ぜひ立ち寄ってほしいですね。

TRAP BURGER

新潟市北区太夫浜1792-15

070-8493-1654

11:00-14:00/17:30-21:00

水曜休

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