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イモト、エモかった鳥取帰省

TBSラジオ

イモトが、実家のある鳥取に帰省してエモかったというエピソードを披露。一つはイモトが念願だった、高齢のおばあちゃんと自分の息子の対面を実現。また、小中学時代の友達と20年ぶりの再会も果たしたイモトは、友達の昔から変わらない優しさに触れて、思わず涙する場面も。

イモト:ちょっと前の話になるんですけど、鳥取の実家に帰省してきました。去年の夏、米子の「がいな祭り」の時に帰った時は1人で。その時は半日くらいの短い帰省だったので、今度ゆっくり家族で帰りたいなと思っていて。ちょうど帰省の時に、夫の石崎さんが海外出張が入ってしまったので、私と息子のQ太郎の2人で鳥取に帰省することになりました。

イモト:まだ小さい息子をお連れて2人で飛行機に乗るのは緊張するよね~。事前に、スーツケースやベビーカーなど大きな荷物は鳥取に前送りしました(笑)。当日はリュック1つで飛行機に乗って。最近Q太郎が乗り物が大好きだから、飛行機もだいぶ興奮してて、楽しく乗ってくれて、最後は寝てくれたので人に迷惑をかけることなく乗ることができましたね。空港に着くと両親が車で迎えに来てくれているので、それで安心ですよね。鳥取で有名な「皆生温泉」という目の前に海が広がった良い温泉地があって、今回はそこの宿に泊まりました。夕飯にカニを食べるなど、ちょっとした小旅行のような感じで。

88歳のひいおばあちゃんとひ孫の対面が実現!

イモト:今回の帰省の一番の目的は私のおばあちゃん、もう88歳になるんですけど、足を悪くしてからずっと入院していて。去年の帰省の時に、4年ぶりにおばあちゃんに会えたんですね。私の息子がまだおばあちゃんに会えてなかったので、どうしても息子に会って欲しいなと思っていて。今、病院も小さい子供が院内に入るのを禁止している所が多くて、おばあちゃんが入院している病院もそうで。病院の駐車場だったら、おばあちゃんが外出して会えるということになりまして、ひいおばあちゃんとひ孫の対面が実現しました! 

イモト:おばあちゃんは若干、認知症が始まっているんですけど、孫のアヤコの息子ということはわかってくれて。事前に息子の名前は伝えていたんですよ。ただ、なぜかまったく別の名前のコタロウと言ってて(笑)。何がどう間違えてコタロウになったのかわからないですけど(笑)。うちの息子、コタロウでは無いですよ(笑)。なのでしっかり覚えてもらって。写真を撮ったりしてね。息子も初めて会う“ザ・おばあちゃん”なので、ちょっと泣いたりもしたんですね。おばあちゃんも息子のことを覚えてくれるであろうし、息子も写真もあるからひいおばあちゃんだよといえばわかるだろうし。わたし的にはジーンとくる、エモい一コマでしたね。

小中学時代の友達の友達と20年ぶりの再会!

イモト:いつも、鳥取に帰省すると、家族や姪っ子たちと過ごしてしまうんですけど、今回は普段なかなか会えない友達に会おうと思って。高校時代の友達は会ったんですけど、小中学時代の友達とはほんと20年くらい会っていなくて。最後、成人式で会ったくらいで。20年くらい会ってない友達がいて。小学校の頃からずっと仲が良かったシライシさんという友達がいるんですよ。会ってはいないけど、連絡先は繋がっていて連絡は取っていて。シライシさんには3人に子供がいて、3番目のお子さんがうちのQ太郎と同い年で。<良かったら遊ばない?>と勇気を出して言ってみたんですよ。

イモト:というのも、シライシさんとは小学校の頃からすごく仲が良いんですけど、シライシさんがすごくシャイというか。恥ずかしがり屋な感じで。<あそぼうよ>と自分から言うタイプでは無いんですよ。私はそういうところも昔から好きで。シライシさんは昔から写真も苦手なんですよ。卒業式の時に説得してようやく1枚撮ってくれて。それくらいじゃないと撮ってくれない恥ずかしがりやで。大人が苦手で、子供と犬を愛する素敵な女の子だったんですよ。でも、当時からするとまさかシライシさんが結婚して3人のお子さんのママになるとは、と。向こうもそう思ってるだろうけど。

イモト:そんな2人が20年ぶりに会うとなると、私、前日から緊張しちゃって。あのシライシさんに会うんだ、と。LINEで会話するのと、実際面と向かって会うのは小っ恥ずかしいと言う思いがずっとあって。そんなシライシさんが車で、私を迎えに来てくれたんですよ。で、私は<久しぶり!>って言ったんですよ。でも向こうは久しぶりも言わずに会話を始めるわけですよ。<チャイルドシート、大丈夫?>とか、普通の事務的な会話をして(笑)。<車が通れないとこがあって、ちょっと遅れてごめんね>みたいな。久しぶり!とかも無く。シライシさんなりの照れだと私は思っているんですけど。あえて久しぶり感を出さないというか。その感じも、シライシさんだなー!と思って(笑)。

イモト:「とっとり花回廊」という花がきれいな公園があって、天気が良いからそこに行こうってなって。その道中もエモいんだよね、ずっと。やっぱ変わんないだよ! 20年ぶりに会って、お互い40近くになってるんだけど会話をしているんと変わんないんだよね。共通の話題が小中時代のことだから、誰々が結婚したとかローカルな話題になって。花回廊に着いて入場料を払うんですね。私がまとめて払ったんですよ。シライシさんが来て自分と息子の分の入場料を渡そうとしてきたから、私が<いい、いい>って言ったんですよ。そしたらシライシさんが<そういうの、絶対にやだ!>って言ってきて。シライシさん・・・!って思って。こういう所がシライシさんなのよ! 昔からこの感じがあった。そこはそこというような。そういう芯の強さがシライシさんにはあって。私は小学校の頃からそこに憧れていて。逆に、自分を恥じましたね。そこはお互いに気持ちよく遊ぶためにそうしようと思って。

イモト:公園エリアで1時間半くらい子供達を遊ばせて。お昼になって子供達もぐずり始めたので、解散しようってなって。で、車で家まで送ってくれて。車の中で昔話をして。シライシさんって昔から犬が大好きだったんですよ。犬のトリマーのお仕事についてたこともあって。シライシさんも犬を飼ってたし、私も小学校の時に実家でケンタという犬を飼っていたんですよ。シライシさんもうちに遊びに来たことがあって、ケンタにも会ったことがあって。で、ケンタの名前も覚えてくれていたんですよ。

イモト:で、ケンタの話になったんですけど、その時シライシさんが何気なく言ったのが・・・私が中2の頃に鳥取西部大地震という震度6強くらいの大きな地震が、私が住んでる地域であったんですよ。その時、授業中だったんですけど、体育館のガラスが割れたりと、地元では大きな地震で。ただ、よかったことに死者はゼロだったんですよ。ですけど、飼っていたケンタは人より地面に近い所にいるわけですごく敏感なんですね。地震の後も余震がずっと続いていて、その余震の影響もあってケンタが死んだんですよ。それをシライシさんも覚えていて。

イモト:シライシさんがケンタの話をしながら言ったのが・・・それ以降も日本全国で大きな地震があるじゃないですか。地震があると死者何名だの報道があるじゃないですか。<イモトさん、ああいう地震のニュースを見るといつも思うだよね>って。あ、、、やべ、泣きそう。<鳥取の地震があったじゃん。死者ゼロってなってるけど、ケンタは死んだんだよなって、いつも思うんだよね>ってシライシさんが言ったんですよ。これがシライシさんだ!と思って。正直、私でもケンタの名前を忘れかけていたところもあったんですよ。

イモト:でもシライシさんはずっとケンタのことを覚えてくれていて。大きな地震があるたびにケンタのことを思い出してくれていたんだって思うと、シライシさん、めっちゃ優しいじゃんって思って。シライシさんってシャイだし、あまり喋らないし、わかりやすい温かさはわからないと思うんだけど、でもすごく温かい人なんですよね。帰りの車の中でその言葉を聞いて、優しいなって。あの頃からずっとシライシさんは変わってないんだなっていうのが伝わってきて。ほんとにエモいですね。20年ぶりに会うことに緊張していたけど、会えて良かったです。優しいシライシさんとの再会がとてもとてもエモかった鳥取の帰省でしたね。

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