新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』で小烏丸を演じた河合雪之丞が特別講座を開催
2024年4月に開設される相模女子大学日本学国際研究所と松竹の共催による特別講座の第2弾が、2024年4月13日(土)に開催される。今回は、歌舞伎女方俳優としてのキャリアを築きながら、2017年からは劇団新派に所属し、劇団唯一の女方俳優として人気演目の数々に出演している河合雪之丞が登壇することが決定した。
本講座では、2023年4月5日(金)より全国公開となる、新作シネマ歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐(とうけんらんぶ つきのつるぎえにしのきりのは)』で小烏丸を演じ、新たなファン層を獲得した雪之丞が、稽古から舞台公演時のエピソードやシネマ歌舞伎となった本作の見どころなどを語る。
さらに「歌舞伎に対する海外の方の反応で驚いたこと」や、劇団新派の魅力など現代劇から歌舞伎まで幅広く活躍する雪之丞が様々な話題を展開する。
相模女子大学では、食・伝統芸能・芸術など国内外のあらゆる知見を捉えなおし、その研究成果を広く社会へ還元することを目的とした「相模女子大学日本学国際研究所」が開設される。特別講座はこちらの開設を記念した1日限りのものとなる。
なお、本講座は、相模女子大学の学生に限らず一般の方も参加できる講座となっており、受講料は無料。この機会に歌舞伎や新派などの“芸の魅力”に触れてみてはいかがだろうか。
河合雪之丞(かわい ゆきのじょう)プロフィール
1988年3月、国立劇場第9期歌舞伎俳優研修を修了。同年7月に三代目市川猿之助(現・二代目市川猿翁)に入門し二代目市川春猿(いちかわ しゅんえん)を名乗る 。2010年より、新派公演にも参加し、新派の人気演目である『滝の白糸』『葛西橋』『婦系図』の女方として主演を勤める。2017年に劇団新派へ移籍し、河合雪之丞に改名。劇団唯一の女方として数々の舞台で活躍。現代劇や歌舞伎公演にも出演し、新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』では小烏丸を演じるなど、老若男女の大勢のファンを魅了し続けている。