川崎区東田町 「まちびらき通信」創刊 学生ボラ編集 SDGsテーマ
東田公園(川崎区東田町)で美化活動などに取り組む中学生から大学生までの学生ボランティア「まちびらき隊」が『まちびらき通信』第1号を5月7日に発行した。今回は川崎市のSDGsの取り組みを中心に紹介。年に数回発行する予定で、まちの活性化につなげたいと意欲を見せる。
完成したまちびらき通信はA3判・四つ折りA5判。子どもたちが楽しんで読めるように、キャラクターやイラストを多く取り入れ、ポップで親しみやすい構成とデザインを意識した。
SDGs特集では、川崎市の温室効果ガスの排出量や電気の地産地消が進んでいることなどをQ&A方式で紹介。同隊がこれまで実施したツアーや縁日などSDGsに関するイベントも取り上げた。「SDGsという少し難しいテーマを子どもたちにどうすれば親しみやすく、楽しく学べる内容になるかを、チームで何度も話し合いながら試行錯誤した」と編集を担当した神崎由衣さんは振り返る。
まちびらき隊では、小さな子どもや学生が「まちをより良くするアイデア」を提案する「こどもまちびらき大作戦」に取り組む。こども新聞の作成や川崎のSDGs学習はこの中から出てきたアイデアだ。提案実現を報告することで、そこから新たな提案が生まれることにも同隊は期待を寄せる。神崎さんは新聞発行をきっかけに、『まちびらき隊』の活動を知ってもらい、ゴミ拾いなどの取り組みを通じて街全体の雰囲気を明るくしていきたいと展望。「川崎の子どもたちがみんな『まちびらき隊』となり、子ども自身が主体的にまちづくりに関われるようなまちにしていきたい」とも語る。まちびらき通信は同公園内コミュニティーハウスさくらで配架している。