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手賀沼公園でのテナガエビ釣りで7cm頭に14尾【千葉】夕マヅメに連発

TSURINEWS

手賀沼公園で釣れたオスのテナガエビ(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

6月上旬の夕マヅメ、千葉県我孫子市の手賀沼公園でテナガエビ釣りを楽しみました。1.8mのノベ竿を使った繊細な釣りで、体長5~12cmのテナガエビを14尾釣り上げることができた。曇天や夕マヅメが狙い目のこの釣り場で、エビの活性が高まる6月下旬からさらなる好釣果が期待できる。

手賀沼公園でテナガエビ釣り

15時すぎ、公園岬に到着。風があるため昼間より暑さがやわらいだ感じがする。休日の夕暮れ時だが、釣り人の姿はなく、水辺は閑散としていた。

南側の杭で囲まれた所は風で波立っているが、この状態のほうがアタリははっきり出るのでこちらで開始。

手賀沼公園略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

当日のタックル

タックルは1.8mのノベ竿にミチイト0.6号を竿いっぱいに結び、ハリス0.3号5cm、ハリはタナゴバリ新半月をチチワ結びでミチイトに接続。

ウキは軸付きセル玉8mmをゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを1個付け、ウキ全体がゆっくりと沈むよう板オモリで調整。

エサは赤虫1匹の通し刺しでハリ先を出す。

公圃入口から公園岬を望む(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

杭周りがポイント

減水し、杭の頭が出ている。ポイントの杭周りの水深は80cm前後。ウキが水面下5~10cmになるようウキ下を調整。

杭周りがポイント(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

杭の際に仕掛けを投入するとすぐにウキが横に引かれる。3回くらい空振りしたあとに上がってきたのはクチボソ。その後もこの魚のひったくるようなアタリが続く。

しばらくこの魚の相手をしていると、水中ウキがモゾッ、モゾッと横に動き出す。完全にウキが止まるのを待ってから聞きアワせると、ピチッ、ピチッとしたエビ特有のアタリが穂先から手元に伝わる。

確実にハリ掛かりしたのを確認してからゆっくりと竿を上げると、体長5cmのハサミが短いメスが登場。抱卵しており、しっかりとハリをくわえている。あいにくピンセットを持っていなかったため、外すのに苦労する。

アタリが出たポイントを集中的に釣ると、すぐにアタリが出て同型のメスがコンスタントに釣れ続いた。やがてチチブが活発になりエビのアタリが遠くなったので、西側の状況を確認するため移動した。

良型オス登場

日が暮れはじめた18時すぎ、ヘチの杭周りの水深60cmに仕掛けをゆっくりと投入。5分くらい待ってもアタリがないのでウキを少しずつ前後、左右と移動し誘いをかける。

すると、3分後にようやくウキがピク、ピクと横に動き出し、スッーと水中深く沈んでいった。本命と確信して聞きアワせると、ググッときてハリ掛かり。ゆっくりと竿を上げると、尻尾をパタパタさせながらハサミの長いオスが上がってきた。全長12cm、体長7cmで手賀沼では良型の部類だ。

その後、同じポイントでウキが見えなくなるまで釣り、同型のオスが1尾、体長6cm前後のメスを3尾釣って19時30分に納竿した。

良型のオス(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

最終釣果

釣果は体長5~7cmテナガエビ14尾で、日暮れのひとときを十分楽しむことができた。今シーズンもエビの湧きがよく梅雨が本格化する6月下旬から数・型ともよくなるだろう。今後が楽しみ。

釣果の一部(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

テナガエビは曇天&マズメ時が狙いめ

夜行性のエビの習性上、曇天時や朝夕マヅメが狙いめ。初期は小型が主体となるので、仕掛けは繊細に。ハリはタナゴバリを勧める。

なお、釣れたエビは放射線の問題があり、食用にできないのでリリースを前提に楽しみたい。

▼JR常磐線我孫子駅下車、南口から徒歩約10分で手賀沼公園入り口。車は常磐道柏IC~R16~R6を取手方面へ。台田信号を右折し突き当たりの信号を左折。手賀沼ふれあいラインを東進し手賀沼公園駐車場(50台収容6時~21時30分)へ

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年6月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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