【台風情報】台風10号 予報円が大きく3日(火)は北海道にもかかる/気象予報士執筆・週間天気予報
北海道のあす30日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
札幌の今後の気温
8月もきょう29日を入れて残り3日となりましたが、暑いですね。
札幌の今後の予想気温を見ても、平年より高く、来週にかけてもまだ30度近くまで上がる日がありそうです。
これは、台風が運んでくる熱帯の空気の影響なんですが、最低気温に注目してください。
来週半ばには台風が去って、朝晩は15度くらいと涼しく、秋らしくなりそうです。
台風情報
台風10号の情報です。
長崎県にある台風10号。今後は進路を東に変え、あす30日(金)昼ごろにかけて九州を通過。土日は四国・近畿地方あたりで動きが遅く迷走する可能性があります。
2日(月)になると上空の強い風、偏西風に乗って速度を上げ、3日(火)には三陸沖へと進む見込みです。
予報円が大きく、3日(火)は北海道にもかかります。まだ油断できないですね。## 30日(金)の北海道の天気と気温
あす30日(金)の天気と気温です。
太平洋側で雨が降るほかは、日ざしが出ます。気温はきょうと同じか高め。
江差の最高気温はことし一番の31度です。あすは湿度が高く、寝苦しさと蒸し暑さに注意してください。
あす30日(金)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌など道央や渡島半島は晴れ間があるでしょう。室蘭や苫小牧は弱い雨が降りやすく、浦河では夜は雨脚が強まります。
道北・空知です。
あすも強い日差しが降り注ぎます。富良野では夜遅くに雨が降りそうです。
最低気温は広く20度を下回らず、朝からムシムシするでしょう。
道東・オホーツク海側です。
太平洋側は霧がかかり、夜は雨脚が強まります。オホーツク海側は日差しが出て、網走や北見は30度くらいと残暑が厳しいでしょう。
30日(金)からの北海道の週間天気予報
30日(金)からの週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
土曜の午前は日本海側で、土曜の午後はオホーツク海側で雷雨に注意して下さい。月曜から火曜は台風の進路によっては雨や風が強まります。
つづいて、太平洋側です。
土曜日は道東を中心に落雷や突風などに注意してください。日曜は道南を中心に晴れますが、火曜日以降台風が去ると、朝晩は涼しくなります。
30日(金)の札幌の朝昼晩の天気
あす30日(金)の札幌です!
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
日差しが出ますが、ちょっと風が強いです。日傘がさしにくくなることもありそうです。
あすは蒸し暑くなります。この風を利用して、室内では窓を開けて風通しを良くしましょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※30日(金)午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU