上越市の水道事業100年で「記念碑」と「南城浄水場説明看板」設置
新潟県上越市のガス水道局はこのほど、同市の水道事業が2026年6月2日に100周年を迎えたことを記念し、同市春日山町3の同局庁舎前に記念碑を設置した。あわせて、水道事業発祥の地である「南城浄水場」(同市南城町4)に歴史を伝える説明看板を設けた。
《画像:ガス水道局庁舎前に設置された水道事業100周年の記念碑》
同市の水道事業は1926年(大正15年)6月2日、旧高田市の南城浄水場で、当時としては全国でも珍しい地下水を水源とする水道として825戸へ給水を開始したのが始まり。その後、地盤沈下や塩水化障害のため、地下水依存が困難となり、1965年、県と旧高田、直江津両市が共同で「上越利水総合開発事業」を立ち上げ、名立川や桑取川の水源利用に着手した。1969年には城山浄水場が完成し、河川を水源とする現在の基礎ができた。
同局正面に設置された記念碑は、高さ60cmのコンクリート台座に45cm四方のセラミック陶板を組み合わせたもので、「じょうえつの 未来を創る 水の道」と記された。これまでの歩みと、次の100年に向け安全・安心な水を供給し続けるという決意を込めた。
《画像:記念碑には「じょうえつの 未来を創る 水の道」と記された》
一方、南城浄水場の施設は現在使用されていないが、給水開始当時の「キャンデー式急速ろ過機」などの設備が現存。ろ過機は市内最古のRC造り(鉄筋コンクリート造り)建築物で近代水道技術を今に伝える貴重な歴史遺産となっている。説明看板には当時の工事概要や写真、歴史が記された。
《画像:南城浄水場に設置された説明看板》
《画像:説明看板は自由に見学できる》
同局供給計画課の中島英樹課長は「市民の皆様に支えられ、100年を迎えることができた。記念碑や看板を立ち止まって見ていただければ」などと話した。
《画像:南城浄水場の「キャンデー式急速ろ過機」のある建物(写真は6月6日のイベント時に撮影)》
なお、南城浄水場は普段、敷地内への立ち入りはできないが、説明看板やろ過機がある建物はゲート手前から見学できる。