洲本市のあじさい園「あわじ花山水」山深い里で鮮やかな花咲き誇る淡路島の原風景に心開く 洲本市
淡路島洲本市千草にある観光農園『あわじ花山水』で、今年も「あじさい園」がシーズンオープンしました。毎年ここで見るアジサイを楽しみにしている記者は、開園直後の5月31日に現地を訪れました。
農園があるのは、竹原集落と呼ばれる自然豊かな山里。同園に向かうには、千草川に沿って山道を進みますが、この一本道がとにかく狭い!慎重な運転と譲り合いの精神が必須です。
そうしてたどり着いた先に広がるのは、深い緑に包まれた静かな里山の風景。どこか懐かしい景色に、心がふっと和らぎます。
同園を運営するのは、オーナーの水田進さん。長年に渡り個人で同園を整備し、アジサイをはじめとする多くの植物を大切に育てて来ました。園内ではいつも、水田さんと奥さまの貴世子(きせこ)さんが朗らかな笑顔で来場者を迎えてくれます。
竹原集落で生まれ育った水田さんが「生まれた故郷の集落を消滅させたくない」との想いから2008年に開園した『あわじ花山水』。
その活動は高く評価され、2022年の「第32回全国花のまちづくりコンクール」では農林水産大臣賞を受賞しています。
受付を抜けると、色鮮やかなアジサイが一面に広がります。園内で見られる紫陽花は約70品種、約4,000株。池の周囲や散策路沿いなど、園全体に植えられたアジサイが訪れる人の目を楽しませてくれます。
青や紫、ピンク、白と色彩も豊かで、花の形もさまざま。丁寧に手入れされた花々が、緑の風景と美しく調和しています。
園の奥に鎮座する巨大キャラクターは、来園者に人気のフォトスポット。このユニークなオブジェは、水田さんがお孫さんの要望に応えて手作りしたものだそうです。今では同園のシンボル的存在となっています。
また、アジサイで彩られたハート型のアーチも人気の撮影スポット。他にも園内には、思わず笑顔になるような遊び心あふれる演出が点在し、気分を盛り上げてくれます。
園の中央にある大きな池には、さまざまな色のスイレンやハナショウブが植えられ、なかには珍しい青色のスイレン(7月ごろ開花)も。美しい花々が咲き誇り、水辺を華やかに彩っています。
池には赤い橋が架かる浮島や小さなテラスもあり、写真撮影にもぴったり。水面に映る花々や緑の景色は、どこを切り取っても絵になります。
さらに水辺に目を向けると、可愛らしいメダカや大きなタニシの姿も。周囲ではアサギマダラや赤トンボが舞い、里山の豊かな自然環境が感じられます。
散策を楽しんだ後は、受付横の休憩所へ。ドライフラワーや園内の花の花びらで作ったアート額などが飾られ、ホッと落ち着く空間です。こちらでは、持ち込みのお弁当などを食べることも可能です。
ちなみに同園では、3月末から4月初めにかけて「花桃まつり」も開催。期間中は赤、白、ピンクの花桃が咲き誇り、水面に映る幻想的な景色が、多くの人を魅了します。
淡路島の原風景が残る里山の楽園で、咲き誇る花に心を開く豊かな時間。『あわじ花山水』は、誰にとっても故郷のような場所だと、記者は訪れるたびに思います。
「あじさい園」のシーズン
2026年5月30日(土)~7月5日(日)
場所
あわじ花山水
(洲本市千草戊60)
開園時間
9:00~17:00
入園料
中学生以上 800円
問い合わせ
あわじ花山水
TEL/FAX 080-2367-0536
メール mizuta@awajihanasansui.com
※開花状況については、公式インスタグラムを参照ください