未来の名牝誕生なるか?【阪神JF】と同じコース、同じ距離、リニューアル後の京都競馬場で一度も勝てていない「死の馬番」に入ってしまった馬とは!?
過去データから【阪神ジュベナイルフィリーズGⅠ】を勝って来年のクラシック候補のトップに踊り出す馬は!?
先週のチャンピオンズCでは、ウィルソンテソーロの追撃を振り切り、レモンポップが有終の美を飾った。
今週は一転して、2歳の芝女王を決める「阪神ジュベナイルフィリーズGⅠ」が開催される。
過去の勝ち馬にウオッカやアパパネ、ソダシなど名牝が並んでいる。そのため名牝への登竜門的なGⅠである。
そこで、過去データを参考に未来の名牝を炙り出す!!
●前走レース
過去10年における勝ち馬の前走レースを見てみると、前走GⅢを走った馬が圧倒していて8勝も挙げている。残りはOPクラスと1勝クラスが、それぞれ1勝を挙げている。
このデータから、前走は重賞で戦ってきた馬が有利であろう。
●キャリア
過去10年における勝ち馬のキャリアを見てみると、2戦組と3戦組がそれぞれ5勝を挙げている。特に5戦以上走って来た馬は、3着内すら入れていない。
そのため、キャリア2戦組と3戦組以外を頭にするのは少し勇気がいることになる。
●前走距離別
過去10年における勝ち馬の前走距離を調べてみると、1600mを走った馬が6勝と大きく勝っており、残りは1400mの3勝、1800mの1勝となっている。
この結果から、距離短縮よりは変わらないか距離延長組が有利と言えるだろう。
●前走着順別
過去10年のデータでは、前走1着だった馬が8勝、2着だった馬が2勝と、前走で2着以内に走っていないと勝てないデータが出てきた。
そのため、前走3着以下だった馬には勝つチャンスがないと見ていいだろう。
●枠番・馬番
阪神JFは通常は阪神競馬場で開催されるのだが、今年は阪神競馬場リフレッシュ工事のため京都競馬場で開催される。そのため過去10年のデータは使わないようにして、2023年4月に京都競馬場がリニューアルしてから先週までの同じ距離とコースで行われたデータを参考にする。
そのデータを見てみると、芝マイル戦は合計37レース開催されている。
さすがに全ての枠で勝ち馬が出ているが、3枠が1勝、6枠が2勝とこの2つ枠が極端に勝てていない。その逆で最多勝は5枠と7枠でそれぞれ7勝、これに続くのが4枠と8枠でそれぞれ6勝を挙げている。
また、同じ期間の馬番データを見ると勝ちが一つもない「死の馬番」が浮かび上がって来た!! その馬番とは③⑪⑰⑱で今回の阪神JFでいうと、3番ダンツエラン、11番クリノメイ、17番メイデイレディ、18番ミーントゥビーの4頭である。
この4頭には残念ながら、1着での馬券を見送ることとしたい。
以上の5項目から勝つ要素が高い条件をおさらいすると、
●前走GⅢを走った馬
●キャリア2戦か3戦した馬
●前走1600mか1400mを走った馬
●前走を勝っているか2着だった馬
●枠で4,5,7,8枠に入り、3番,11番,17番,18番の馬番以外の馬
この5項目全てをクリアしたのは、⑦ミストレス、⑩ブラウンラチェット、⑬コートアリシアンの3頭である。
この3頭から未来の名牝が誕生するのか!?
発走は12月8日の京都競馬場11レース、15時40分予定。