倉田小・豊田中地域防災拠点 災害時資機材の講習会 「いざという時、安心」〈横浜市戸塚区〉
倉田小学校と豊田中学校の地域防災拠点運営員会が合同で3月2日、発災時に使用する資機材の取り扱いを学ぶ講習会を行った。
受講生として、周辺住民30人以上が参加。3つのグループに分かれ、指導員から仮設トイレの組み立て・移動式炊飯器の取り扱い方・応急給水栓の使用方法について、50分ずつ講習を受けた。
メモや写真で熱心に記録する受講生からは「実物を見たのでいざという時安心して使える」「一人で取り扱うのは大変だと気づけた」と好評だった。終了後、資機材の取扱いができることを証明するライセンスが交付された。
講習会は、横浜市が行う「横浜防災ライセンス事業」の一部。地域防災拠点の訓練等で資機材の取り扱い方法の指導を行う、資機材取扱指導員の育成が目的。市担当者によると、同事業を2つの地域防災拠点が共催で、自主的に取り組むことは珍しいという。倉田小地域防災拠点の共田康司会長は「発災後、最低限の生活ができるよう多くの人に習得してほしい」と期待を込めた。豊田中防災拠点の上野文夫会長は「家庭や各自治会で共有し、継続して開催できれば」と今後について語った。