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荘司康誠と共に左右のエースへ!田中将大&岸孝之を凌ぐ活躍で左のエース襲名期待の逸材とは!?【楽天イーグルス戦力分析2024】

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荘司康誠と共に左右のエースへ!田中将大&岸孝之を凌ぐ活躍で左のエース襲名期待の逸材とは!?【楽天イーグルス戦力分析2024】

楽天イーグルス戦力分析2024

そろそろ本格覚醒か?左のエース襲名を目指せ!

【楽天イーグルスのキーマン】早川隆久

鳴り物入りでプロ入りしてから3年間で通算20勝。決して悪くない数字だが、期待値を考えればまだまだこんなものではない。則本昂大のクローザー転向で先発陣の枠が事実上ひとつ空く。チーム事情を考えてもいつまでもベテラン勢に頼ってはいられない。2年目の荘司康誠とともに「左右のエース」と呼ばれるくらいの数字を残すことができれば、11年ぶりの優勝は確実に近づくはずだ。

楽天イーグルスの投手陣

最大の課題は昨季チーム防御率リーグ最下位(3.52)に沈んだ投手陣の整備。田中将大、岸孝之、則本昂大といった実績十分の面々が名を連ねるが彼らもみな“ベテラン”の域に達し、世代交代は急務。加えて今季は長年チームのクローザーを務めた松井裕樹がメジャーへ移籍。先発・リリーフともに再構築を余儀なくされている。

今江新監督が手始めに断行したのが、則本昂大のクローザー転向だ。プロ11年間で通算114勝を挙げている先発の柱を松井裕樹が抜けたクローザーの穴に据え、リリーフ陣の弱体化を最小限に食い止める狙いだろう。かつて5年連続奪三振王に輝いた則本昂大だが、近年は奪三振率が低下。とはいえ、短いイニングであればまだまだ通用するはず。昨季チーム最多登板の鈴木翔天、同最多の33ホールドポイントをマークした渡辺翔太、リリーバーとしてチームを牽引する宋家豪らとともに、勝ちパターンを構築させたい。

先発陣は2年目の荘司康誠に期待。ルーキーイヤーの昨季は19先発で5勝にとどまったが打線の援護に恵まれない不運もあった。順当にいけば2ケタ勝利は十分狙えるだけに、「次世代のエース」として飛躍の1年にしてほしい。岸孝之、田中将大のベテラン勢も全盛期ほどの活躍は難しいかもしれないが、まだまだ健在。岸孝之は昨季も9勝と近年もコンスタントに10勝近くをマークし、今年40歳を迎えるとは思えない投球術を見せている。田中将大は日本球界復帰後、やや苦しんでいるが本来の実力はこんなものではない。過去3年間は通算20勝32敗と大きく負け越しているが、基本的に年間通してローテを守っており、日米通算200勝にもあと3勝と迫る。今季中の大偉業達成はほぼ確実で、「大エース健在」ぶりをファンに見せつけてほしい。また、今季から先発転向の内星龍も要注目。昨季一軍デビューを果たして53試合、防御率2.28と結果を出すと今江監督に先発転向を直談判。21歳の新星が先発で輝ければチームの未来は明るい。

花田 雪


(はなだ きよむ)

1983年、神奈川県生まれ。 編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心にバスケットボール、大相撲、サッカー、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆を行う。 著書に『あのプロ野球選手の少年時代』(宝島社)『オリックス・バファローズはいかに強くなったのか~選手たちの知られざる少年時代~』(日本文芸社)がある。

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