名古屋で巡るレトロな純喫茶 Vol.8「小さな庭」と「チョコレートパフェ」
これまで名古屋のいろいろなエリアを歩いてきましたが、実は、これまでにあまりしっかりと歩く機会がなかったのが中村区。
地下鉄路線が多数走っている地域のため、どうしても地下鉄での移動が主流になってしまうんですよね。
また、有名な戦国武将のゆかりの地であることも、この中村区の特徴です。
今回訪れたお店は、豊国神社へ向かう散策路添いにある喫茶店。
小さな和の庭を臨める広い店内で、店主こだわりのパフェをいただいてきました♪
BIGサイズのチョコレートパフェに大満足!豊臣秀吉ゆかりの地に建つ喫茶店「チェリー」
地域の人々に愛されて40年超!豊國街道沿いにある気になる喫茶店へ
この日訪れた「チェリー」さんは、40年以上中村区で営業を続けている喫茶店。
地下鉄東山線・中村公園駅から北へ7分ほど歩いたところにあり、白壁と赤茶色のブロック柱の外観が特徴です。
豊國街道沿いにお店はあり、ここからさらに北上すると、太閤豊臣秀吉公が祀られていることで有名な豊国神社がある中村公園に到着。
お店へ向かう道中にも、中村区にゆかりのある戦国武将らの解説が書かれた看板がいくつもあり、歴史好きの方にはたまらないエリアとなっていますよ!
お店の入口横には、とてもリアルなつくりの食品サンプルが並ぶショーケースが置かれています。
昔ながらの、フルーツがたっぷりと乗ったスイーツがとても美味しそうですね♪
地域の人々に愛される新旧の魅力が交差!想像以上に綺麗で広い店内へ
お店の中は想像していたよりもかなり小綺麗で広く、40年以上営業しているお店とは思えない明るくスタイリッシュな雰囲気に若干拍子抜け。
お店の方が忙しそうにしていたので詳細を聞くことはできませんでしたが、綺麗に繕った内観の中に経年劣化による味のあるほころびも見かけたので、おそらく時代の流れにあわせて改装してきたのでしょう。
今回選んだのは、自然光の差し込む窓際の席。
窓の向こうに見えるのは、和の雰囲気がただようお庭…と、あの赤い缶は喫煙所の灰皿でしょうか?
店内はすべて禁煙のため一服することができないので、商品が手元にやってくるまで庭で一服することにしました。
四季で違った雰囲気を楽しめそう!小さな庭の大きな魅力を実感
庭へ出る出入り口を探していると、お店の方が場所を教えてくれました。
出入口は狭く、人ひとりがちょうど通れるほどの幅。しかも、背景についたてがあったので、ちょっとわかりにくかったですね。(笑)
庭に出てみると、水は張っていなかったけれど小さな池があり、石灯篭や大小さまざまな大きさの岩が並ぶ本格的な造りに思わず感激。
店内から窓越しで眺めても素敵なのですが、実際に庭へ出てみると、和の風情を強く実感することができます。
訪問時は新緑のいろどりが強かったこの庭も、秋には美しく紅葉するのでしょう。季節によって違う景色を楽しめるところがとても魅力的ですね♪
ホイップクリームにこだわりあり!ボリュームたっぷりなチョコレートパフェ
●チョコレートパフェ 850円(税込)
今回の目当ては、とてもシンプルなビジュアルの「チョコレートパフェ」。
上がクリームの白、下がチョコレートの茶色という、このドシンプルな感じがたまりません!
個人的に、無駄にフルーツやコンフレークで嵩増しされているパフェが苦手なので、このくらい簡素なくらいがちょうどいいのです♪
トップに乗せたチェリーをアクセントに、バニラアイスの上にはホイップクリームをたっぷりと。
ホイップクリームは、この量だし、割と軽い感じなのでは…と予想していましたが、実際はねっとりと口に残る超濃厚食感でした。
お店の方によると、「(店主は)ホイップクリームにこだわりがあるみたいですよ。」とのこと。
詳しい内容は教えてもらえませんでしたが、濃厚な食感を楽しみたい人にはぜひ一度食べてもらいたいひと品です。
グラスの底にはチョコレートソースがたっぷり。
かなり甘いので、甘いものを食べ続けるとあきてしまう人は、コーヒーや紅茶などの飲み物とあわせて楽しむと良さそうです。
全体的な量はかなり多めで、アイスクリームがぎっしりと入っています。この量で850円というのは、なかなかコスパも良いのではないでしょうか。
食事メニューも気になる!昔ながらの喫茶フードも充実のラインアップ
お店をあとにする際に、もう一度ショーケースの中を覗いてみました。
スパゲッティやエビフライなど、喫茶店定番の食事メニューもたっぷりとラインアップされている同店。
今回はパフェでお腹いっぱいになってしまいましたが、次に訪問する際は食事メニューにも注目してみたいと思います。
みなさんもぜひ、「チェリー」さんへ足を運んでみてくださいね!
INFORMATION
店名:
チェリー
住所:
愛知県名古屋市中村区中村町6丁目33
営業時間:
6:30〜16:00
一人当たりの予算:
¥1000〜
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。