ジュビロ磐田の古川陽介、6月の月間ベストゴール賞!「20人ぐらい抜いたと書いてもらってもいいです(笑)」
ジュビロ磐田の古川陽介選手は6月26日の東京ヴェルディ戦で決めた60メートル独走ゴールで6月の月間ベストゴール賞を受賞しました。「意識していないが何人抜いたんだろう。20人ぐらいと書いてもらっていいです」とちゃめっ気たっぷりに話していました。
一問一答
ー(0-5で敗れた)14日の湘南戦を振り返って。
「夏場になって、ブロックを敷いて長い時間をやることが多い。そこで崩れてしまうと、湿度や気温が高くなってきてきつい。それがベンチから見ていて一番でした。10人になる前も押し込まれる時間があって、そういう中で攻撃のアクションを2トップに当てるだけでなくて、もっとアクセントになる動きを生み出していかないといけない。
ー夏場に気を付けたいことは。
「やっぱり雑に攻めるというか、オープンに攻めると、オープンにひっくり返されることが絶対にある。自分たちのリズムを生み出していければ、リスクもなるべく少なく攻撃できる時間も出てくる。
最少失点で長い時間保っていかないと。10人になるとなかなか厳しくなる。槍の姿勢は自分が持っている」
ー大敗の後でどう切り替えるか。
「自分としてはチャンスだと思っている。残留争いに入ってしまっている。まずそこから抜け出すためには変化が必要。そこで自分がピースにならないといけない。つかむかどうか。次の試合が中断前ですごく大事で落とせない。チームとしてもう1回立ち上がってやり続けるしかない。
ー7月16日は21歳の誕生日。
「そんなに意識しないが、もう21で世界から見たら若いと見られない。それは厳しい部分ではある。甘えられないし、もっと自分に結果を求めて、湘南戦の出場時間(追加タイムから)でも自分の色や数字を出さないと。
自分はもっと上に行けると思っている。それを証明するために日々準備している。それの積み重ねだと思っている。数字で見られる世界なのでそこは変えられない。自分でつかんでいくしかない」
ー良くなったと感じている部分は。
「スピード感はすごく上がっていると思う。フィジカル部分、シュートも上がってきている。前までの勢いがなくなっていた時期もあったが、推進力は備わってきた。ゴール前に入っていくのは意識してやっている。そのなかで練習を積んでいい体の状態でやれば、それがもっと増えていく」
ー体幹トレーニングは継続しているか。
「そうですね、いろいろ試しながらやっている。自分の変化を楽しみながらやれている」
ー1対1の突破が持ち味。
「前で一旦時間をつくることも自分に求められているポイント。一人で運んで時間をつくれるのでそこは特殊。人と違った役割を担っている」
ー中学時代に京都の下部組織に在籍した。次節思い入れは。
「かぶっている選手があまりいない。そこまで意識はしない。地元なので」
ー京都は6ポイントゲームになる。
「たたくのは絶対だと思うし、そこで自分がチームの助けになることだけにフォーカスしてやっている。数字を求めてやっていく。もちろんスタートで出たいのでそれに向けてアピールしていく」
ーチームで感じたことをどう生かすか。
「受け身だけじゃなくて、味方を使って、動かしたり、自分がおとりになったり。状況状況で。湘南戦の負けはショッキングだったと思う。ただ、出ていない選手は燃えている。僕もロスタイムからの出場ですごく悔しかった。それをピッチで見せる」
ー磐田のキーマンとして期待が集まる。
「違いをもっともっとピッチで出していかないと。まだまだです」
ー東京V戦の独走ゴール。一体何人抜いたのか。
「あまり意識していないが、何人抜いたんだろう。20人ぐらいとしてもらっていいです(笑)」
ー状態はいいか。
「日によって波があるのではだめ。最近はチャンスをつくれている。川崎戦もシュートを外したが、感触的にはめちゃいい。行けるところと味方を使うところ(を見極める)。
ボールを持った時の細かいミスを減らしていくのは意識している。川崎戦も迷ったら自分のストロングでいいよと言われていたので迷わなかった」