京都・大山崎に"未来の暮らし"竣工!三人の建築家が挑んだ不思議な建築とバニラの甘い誘惑
京都と大阪の府境、大山崎町に広がるアート&テクノロジービレッジ京都(ATVK)。この実験の村に、2026年6月30日、新たな仲間「HESTA大倉」が竣工式を迎えました。手がけたのは住宅事業60年超のHESTA大倉。元プロ野球選手として活躍し、2025年12月に社長へ就任した広澤克実氏のもと、「地方から日本を元気に」を合言葉に取り組んできたプロジェクトです。
大山崎でユニークなプロジェクトがスタート!
三者三様の建築家が担った
面白いのは、その建築を三者三様の建築家が担ったこと。京町家の再生・保存に精力的な魚谷繁礼建築研究所の魚谷繁礼氏、領域横断的な活動を展開するSUNAKI Inc.の木内俊克氏・寺岡波瑠氏・砂山太一氏、そしてアート&テクノロジーの融合に挑むタステンアーキテクツの山口尚之氏。魚谷氏は依頼を受けた当初「純粋に楽しそうだな、というのが第一印象でした」と振り返っています。
小さな窓から想像力をひろげる屋根裏のような居場所
三者はそれぞれ、解体寸前だった町家二軒の柱梁を受け継ぎ、Unit.01では自然とAR空間がつながる場所、Unit.02では小さな窓から想像力をひろげる屋根裏のような居場所、Unit.03では居場所が現れては移ろう公園のような空間と、まったく異なる思想を一つの建物に共存させました。
扇のように放射状に組まれた木組み
天井を見上げれば、扇のように放射状に組まれた木組みが目を引きます。HESTAのスマートホーム技術やソーラー、サイネージも随所に取り入れられ、「うけつぐ×つどう×くみかえる」を掲げて、これから10年かけて育っていく実験装置です。
ベーグルと蒸し鶏を合わせた"せいろランチ
一足先に6月1日にオープンした複合施設「B.B.B HOUSE」も見逃せません。就労支援B型カフェ「EFUDE」の看板メニューは、ベーグルと蒸し鶏を合わせた"せいろランチ"。蒸気でじんわり火を通すことで、ベーグルならではの硬さが和らぎ、もちもちとした優しい食感に仕上がるのだそう。
国産バニラビーンズ農園
2階の「Vanilabo」では、大山崎の農園で育てた国産バニラビーンズの香りを五感で味わう体験ワークショップを月・金・土曜に開催中で、あの黒い粒々の正体をじっくり学べます。
入居企業は現在10社
基本情報
【ATVK(アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都)】
所在地:京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字鏡田30番地1
HP:https://atvk.kyoto/