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【海老名市】全学校体育館に電子錠導入、鍵の受け渡し不要で施設利用団体の利便性向上

タウンニュース

体育館入口に設置されたキーボックスを開ける利用者の近藤さん

 海老名市はこのほど、市内全小中学校の体育館にパスワードでキーボックスを開錠できるシステムを導入した。放課後などに実施している学校体育館開放事業の効率化の一環で、体育館入り口に鍵の入った箱を設置することで、事前の鍵の受け渡しが不要になるなど、利用者の利便性向上につながっている。

 海老名市は平日の放課後や土日祝日に、市内全19小中学校体育館で利用貸し出しを行っている。利用できるのは市内在住・在勤の5人以上の団体。3月5日時点で103団体が登録している。

管理者の負担軽減

 これまで体育館の扉の開け閉めに必要な鍵は、各体育館の利用団体の中から決めた鍵管理者か、市役所守衛室で保管されていた。利用の際はその都度鍵の受け渡しが必要なため、鍵管理者らの負担も大きかった。

 この状況を踏まえ市は、利便性の向上や管理業務の効率化を図るため、パスワードで鍵の入っているスマートキーボックスの解錠ができるシステムの導入を検討。昨年1月から3月まで行われた柏ケ谷中学校での試行を経て、全ての体育館で運用が開始された。

 今回のシステム導入により、鍵の受け渡しが不要になったほか、これまで紙で行われていた団体登録や使用申請もインターネット上でできるようになった。また、複数のシステムを検討する中、キーボックス本体にインターネット環境を必要としないタイプを採用したため、ネット環境のトラブルにも影響しないという。システム導入費は約988万円。うちシステム構築費約864万円の半分は、国のデジタルに関する事業の交付金を活用している。

 市教育委員会の担当者は「個人の負担が大きく、なり手が少なかった鍵管理者が必要なくなるなど、施設利用者の利便性が図られることはよいこと」と話す。

 海老名中学校体育館を練習拠点とする、バレーボールチーム「国分」の近藤有希代表は「これまで市役所の守衛室に鍵を取りに行かないといけなかった。受け取りと返却で1時間ほどかかっていたのが無くなってよかった」と話した。

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