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初秋のかかり釣りでクロダイ7尾キャッチ【三重・海香】サナギ&コーンエサが的中

TSURINEWS

カカリ釣りで仕留めたクロダイ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

まだまだ残暑厳しい9月中旬、鳥羽の海へカカリ釣りに出かけました。パラソル必須の強い日差しの中、初めのうちはゲストの猛攻、しかしつけエサの工夫で本命が続々と登場。小型ながらもパワフルなクロダイの快引を体感でき、釣果アップの秘訣も得られ楽しい釣りになりました。

「海香」でカカリ釣りへ

9月17日、今回も鳥羽市の海香さんにお世話になります。気さくな若船頭さんに渡してもらい、着いたカセは初めてのポイント。未知数のポイントだけに少々不安まじりに、「釣れない黒歴史作っちゃうかもよ」と冗談言ってたら、「ここはデカいのがあがった場所ですよ、笑って釣りしましょう」とのこと。

おおっポジティブ、笑う門にはチヌ来たるですか?ここは楽しまなきゃですね。

ポイントまで移動(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

当日のエサとタックル

よしやってやろうと意気込み早速準備に取り掛かかります。まずは快適な釣りをするためのパラソルの設置から。秋というのに朝から照りつける強い日差し、日陰をしっかり作って釣り座を決めます。

パラソル設置で準備万端(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

釣り座が決まればダンゴ作り。ベースダンゴのえさきちのブルーステージに米ぬかをプラス、寄せの期待のアミエビ、クロダイ足止めの押し麦もしっかりと混ぜ込み、まずはオキアミをつけエサにして様子をみます。

当日のタックル

竿はダイワの飛竜イカダ150PV本調子、これ1本で勝負。カカリ釣り用リールに巻くのは1.75号フロロカーボンライン、結ぶハリはチヌ針4号、なるべく飲まれないよう針大きめの選択です。

複雑な潮流に苦戦

秋晴れ、風もなく波も穏やかな絶好の釣り日和。ただ若潮でも潮位の変動が大きいせいか、潮の流れが前後に左右に、落ち着かない。おまけに根掛かり多発でロッドワークが大変。ちょっと困りものだけど海の中は満更でもなし。アタリが頻発、本命との出会いも近いのではと気合が入ります。

潮流が複雑(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

チャリコが連発

程なくして小気味よいアタリ。キュンキュンと竿を曲げながら上がってきたのはお馴染みのチャリコ。ゲストが掛かれば今後の展開が見通せて安心できます。しかし千客万来も困りもので、チャリコにフグ、またチャリコと連発。

よく考えたら仕掛けはオモリをつけてなくフリー。どうやら複雑な潮の動きでエサが浮き上がってしまうのではないでしょうか?

キャッチしたチャリコ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

エサ付け工夫で本命ヒット!

ガン玉を噛み付け、つけエサを底にキープさせる。何とか安定するがアタリが遠のいたので、サナギとコーンのミックス付けに変更し、ダンゴで丸めて投入します。

これが好反応で、回収してみるとコーンが齧られサナギが抜け殻になっている。これは本命の仕業かもと続けてミックス付けで投入。そして穂先の曲がりから大きく合わせ、会心の手応えがついにきました!

クロダイを連打!

ゴンゴンと叩きながらも底へ向かう重量感。何度もポンピングを繰り返し相手との距離を縮める。見えてきたいぶし銀の魚体、空気を吸わせネットで掬い上げる。それは流れるボディにヒレピンの堂々たるいでたち、クロダイの登場に達成感もひとしおです。

クロダイをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

今回のパターンが見えてきたのでサナギとコーンで通してみれば、サイズアップの2枚目キャッチ、さらに3枚目と釣れ続け、ここまでが午前中の釣果となりました。

午後もヒットが続く

午後からは疲れて途中寝落ちしたものの、それ以外ではアタリがあり中弛みすることなく続行。間隔は空いたけど引き続きクロダイをキャッチ、チンタクラスでも力強いファイトで楽しませてくれます。

クロダイを追加(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

合間に掛かってきたゲスト達もなかなかのファイト。アジ、ボラ、フグ、そして良型クロダイかと思いきや来てしまったアイゴの登場。背ビレが尖った姿はなかなかの迫力。刺されないようおっかなびっくり針を外し、お帰りいただきます。

アイゴは毒針に注意(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

最終釣果

リミットの17時まで奮闘した結果、7枚のクロダイをキャッチ。まずまずの釣果です。弱ってしまった1枚は持ち帰り、後はリリースすることとしました。

当日の釣果(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)

積極的な釣りがオススメ

道具を片付けてから元常連の若船頭さんと釣り談義。今日の釣行を振り返りながら話が弾みます。この日は筏全体でもクロダイの釣果が良かったようで、中には良型含め19枚たたき出す常連さんも!これには素直に脱帽です。

若船頭さん曰く、アタリ方は日によって様々で、今日のアタリのパターンを見極め、聞き合わせを含めて積極的に掛けていくといいとのこと。うーむ、私にとっては大きな課題、やはり思い切りよく攻めていくのがいいようです。とっておきのノウハウが得られれば次回への意欲が湧き、笑顔で締めくくれます。

自分だけのフィールドで心置きなく釣りが展開できるかかり釣り。さらに創意工夫のプロセスを踏んで手にしたクロダイは格別なもの。楽しみ方は人それぞれですが、最後まで笑える釣りにしたいですね。

<かにおけ/TSURINEWSライター>

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